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ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部
住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。
2024.09.26
2024.09.26
目次
本記事では、住宅ローンの連帯債務について詳しく解説します。連帯債務は、夫婦や家族で住宅ローンを利用する際に、収入合算が可能になる一方、注意すべき点も多い制度です。連帯保証との違いや、メリット・デメリット、税制上のポイント、ペアローンとの違いなども併せて解説しますので、ぜひ本記事を参考に、住宅ローンを選ぶ際の判断材料にしてください。
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出典:pixta.jp
複数の人が共同で住宅ローンを借り、その全員が借入金全額に対して返済義務を負う仕組みが住宅ローンの連帯債務です。夫婦や親子などが連帯債務者となり、どちらか一方だけではなく、全員がローンの返済責任を負います。
連帯債務と似ている制度にペアローンがあります。しかし、ペアローンは夫婦がそれぞれ独立したローンを組み、個別に返済する仕組みです。連帯債務は1つのローンであり、手続きが簡単で、収入を合算して高額借入が可能ですが、片方が返済不能になるともう一方が全額を負担しなければいけません。ペアローンはそれぞれが団信に加入でき、リスクが分散されますが、2つのローンを組むため手続きや費用が増える場合があります。
どちらにもメリット、デメリットが存在するため家計の状況に合わせて選択する必要があります。
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連帯債務では、夫婦や親子の収入を合算して借入額を増やすことができます。単独で借りるよりも高額な住宅ローンを組むことができ、希望する物件を購入しやすくなる点が一般的なローンと比べた大きな特徴です。
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以下が住宅ローンを連帯債務で利用するメリットです。
それぞれ詳しく解説します。
先ほども説明しましたが、連帯債務では、夫婦や家族の収入を合算して計算できるため、単独でローンを組むよりも借入可能額が増えます。そのため、より高額な物件を購入することが可能になります。特に、単独での借入額が不十分な場合でも、家族の収入を合算することで、希望する住宅の購入がしやすくなるのがメリットです。
連帯債務では、夫婦や家族が共同でローンを返済するため、負担を分散することができます。それぞれの収入に応じて、適切に返済額を分担できるため、家計全体のバランスを保ちながらローンを返済できるメリットがあります。
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連帯債務で住宅ローンを利用するデメリットは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
連帯債務では、夫婦や家族が共同でローンを組みますが、全員がローン全額に対して返済責任を負わなければいけません。そのため、誰か返済できなくなった場合、他の人に残りの全額を返済する責任が生じます。
例えば、病気や失業などで収入が減少した場合、一人に返済の負担が集中し、家計に大きな圧力がかかるリスクがあります。想定以上の経済的負担を背負うことになる可能性も高いです。
夫婦が連帯債務で住宅ローンを組んだ場合、別居や離婚の際にローンの返済義務や住宅の所有権を巡ってトラブルが生じやすくなります。離婚後もローンの返済義務が残り、どちらがどれだけの負担を続けるのか、また住宅をどちらが住み続けるかという問題と向き合わなければいけません。
もし一方が返済をしなくなった場合、もう一方が引き続き全額返済を続けなければならないため、金銭的な負担が大きくなり、トラブルが長期化する可能性もあります。
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連帯債務における税制上のポイントは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
連帯債務者の場合、住宅ローン控除は、連帯債務者それぞれが自分の負担額に応じて適用されます。控除を受けるためには、連帯債務者各自が適用条件を満たしていることが必要です。
例えば、住宅ローン控除を受けるためには、その住宅に実際に居住している必要があります。また、控除を受けるためには、ローンの名義と所有権の持分が一致している必要もあります。住宅を共有名義にしないと、控除の対象外になる場合もあるので注意が必要です。
連帯債務の場合、住宅の所有権の持分に応じて固定資産税や不動産取得税がかかります。住宅の所有者の持分に基づいて課税されるため、持分をどう設定するかが税額に影響する点は理解しておきましょう。
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連帯債務で住宅ローンを組む際の注意点は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
連帯債務で住宅ローンを組む場合、夫婦や家族の収入状況や将来設計をしっかりと考慮することが大切です。収入を合算することで借入額を増やせる一方、どちらか一方の収入が減少したり、失業・病気などで収入が途絶えた場合、もう一方に全ての返済負担がかかる可能性があります。
そのため、収入や将来設計を考慮した上で、住宅ローンを組みましょう。
連帯債務では、返済比率や返済計画をしっかりと把握し、双方が無理なく返済できる計画を立てることが重要です。自分だけではなく、相手と相談する必要がある点には注意してください。
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住宅ローンの連帯債務は計画的に利用しましょう。収入合算で借入額を増やせる反面、返済責任も共有するため、慎重な計画が必要です。また、将来的なリスクやトラブルを避けるためにも、返済計画やパートナーとの話し合いが重要です。連帯債務を利用する際は、本記事の内容を参考に、しっかりと準備を進めましょう。
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