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2024.09.07

2024.08.31

住宅ローン審査期間の平均日数は?本審査や仮審査の流れと審査を短縮する方法

住宅ローン審査期間の平均日数とは

出典:pixta.jp

 

住宅ローンの審査は、「仮審査(事前審査)」と「本審査」の2種類です。それぞれの審査期間は、提供する住宅ローン会社により異なります。

 

仮審査(事前審査)の平均日数は1日〜3日です。長くても1週間以内に結果がわかるでしょう。本審査の平均日数は1週間です。ただし、借入希望額が大きい場合や確認すべき点が多い場合は、2週間〜3週間ほどかかる場合があります。

 

仮審査から融資までの流れと審査期間

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仮審査から融資までの流れを解説します。住宅ローンの融資を受けるための流れは、以下の通りです。

 

ローン仮審査の流れと審査期間

ローン仮審査は、融資の可否を判断する最初の審査です。仮審査は、事前審査とも呼ばれています。通常は書類を提出して申し込みますが、最近ではインターネットから申し込める会社も増えてきました。

 

申し込みは、購入希望の家が見つかったタイミングでするのが一般的です。仮審査では、年齢や年収、返済可能な借入であるかなど、簡単な審査が行われます。審査期間は、申し込みから1日〜1週間程度です。

 

次の本審査には、売買契約書や重要事項説明書が必要となります。仮審査に通過したら、売買契約の準備も始めましょう。

 

ローン本審査の流れと審査期間

本審査では、仮審査よりも詳細な情報を確認されます。必要書類は、住宅ローン会社により異なるため事前に確認が必要です。

 

一般的に、購入希望物件の情報(売買契約書や重要事項説明書など)や、収入が確認できる書類(源泉徴収票や確定申告書など)の提出を求められます。

 

審査期間は、申し込みから1週間から3週間程度です。仮審査に通過した場合でも、本審査に必ず通過するわけではありません。

 

なお、本審査に落ちた場合でも、再審査を受けることは可能です。その際は、落ちた理由を確認し、条件の見直しや返済計画の立て直しを検討しましょう。

 

融資決定まで流れと審査期間

本審査に通過すると正式に融資が決まり、以下のような契約を結びます。

 

  • 金銭消費貸借契約
  • 抵当権設定契約
  • 保証委託契約(保険会社を利用する場合)

 

契約が締結されると融資が実行され、売主へ購入物件の支払いが行われます。支払いが完了すると、物件の引き渡しです。

 

仮審査から引き渡し完了までの審査期間は、およそ1ヶ月。確認事項が多い方や繁忙期などが重なると、1ヶ月以上かかる場合もあります。

 

ローン審査で落ちる主な原因

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住宅ローンの審査に落ちる主な原因は、以下の4つです。それぞれ詳しく解説します。

信用情報の問題

住宅ローンの審査に落ちる主な原因のひとつは、信用情報の問題です。信用情報とは、クレジットカードやローンの取引履歴を含む個人の情報で、滞納や未払いの記録も管理されています。

 

過去の滞納や未払いが確認されると、住宅ローン会社からの信用を得られず、審査に落ちる可能性が高まります。

 

勤続年数と収入の安定性

住宅ローンの審査では、主に返済能力が調査対象です。とくに、勤続年数や収入の安定性は、審査に大きな影響を与えます。

 

国土交通省のアンケートによると、住宅ローン会社が融資を行う際に考慮する項目は以下の通りです。

 

【融資を行う際に考慮する項目(令和5年年度調査)】

完済時の年齢 98.5%
健康状態 96.6%
借入時年齢 96.0%
年収 94.0%
勤続年数 93.6%
返済負担率 92.0%

※“国土交通省|民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書”参照

 

表を確認すると、審査において年収を考慮する会社は94.0%、勤続年数を考慮する会社は93.6%に達しています。このため、勤続年数が浅い方や収入が不安定な方は、審査に落ちる可能性が高まるでしょう。

完済時の年齢

住宅ローンには年齢制限があり、一般的に完済時の年齢は80歳未満です。年齢が高くなると返済期間が短くなり、月々の返済負担が増します。また、年齢を理由に、団体信用生命保険(団信)への加入が難しくなることもあるでしょう。

 

借入希望額が大きい

条件や年齢をクリアしていても、返済負担率が35%を超える支払い計画では審査に落ちる可能性があります。返済負担率とは、年収に対する返済額の割合のことです。

 

一般的に35%を超える支払いは負担が大きいと見なされ、審査通過が難しくなります。

 

ローン審査期間を短縮する方法

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仮審査から融資までは、およそ3週間〜1ヶ月です。各ステップで審査があり、それぞれ待機期間が発生します。書類の不備や確認事項が多いとローン審査が長引き、1ヶ月以上かかってしまうケースも少なくはありません。

 

ここでは、スムーズな取引きを進めるための、ローン審査期間を短縮する方法を紹介します。家の購入を急ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

審査前の相談や書類準備

家を購入する際は、多くの書類が必要です。すぐに準備できないものや郵送が必要な書類も含まれます。書類に不備や不足があると、審査が遅れる原因です。

 

スムーズな取引を希望する場合は、あらかじめ書類を整えておくことで、時間を短縮できます。不動産会社にはスムーズな取引を希望する旨を伝え、必要書類を事前に確認しておくことが大切です。

 

物件を決める間に仮審査をする

住宅ローンの仮審査は、一般的に購入希望物件が決まった段階で行われます。しかし、仮審査に通過しなければ、物件探しを最初からやり直さなければなりません。

 

実は、仮審査は購入希望物件が決まる前に申し込みが可能です。審査を通過すると、融資可能額が事前にわかり、金額を絞った物件探しができます。これにより、借入希望額が多いことを理由に審査落ちする心配が軽減され、時間短縮が可能です。

 

繁忙期を避ける

ローン審査期間を短縮したい方は、繁忙期を避けて申し込みましょう。不動産業界の繁忙期は、一般的に1月から3月です。この時期は、新年度や転勤などを理由に新生活を始める人が増えるため、不動産会社を訪れる人が多くなります。

 

ローン審査をスムーズに進めるためには、繁忙期を避けて申し込むのが効果的です。

 

ローン審査期間に関するよくある質問

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ローン審査期間に関する、よくある質問を紹介します。

ローン審査期間が長い理由は?

ローン審査期間が長くなる理由はいくつかあります。まず、年齢や収入などの確認事項が多いときや書類に不備がある場合です。さらに、繁忙期に申し込むと、審査の処理が遅れることもあります。

ローン審査に通らない場合の対策は?

ローン審査に通らない場合は、信用情報の確認や収入の見直し、借入額の調整を検討しましょう。未払いがあるときは、完済してからローン審査の申し込みを行うことが重要です。また、返済負担率を見直し、無理のない借入額を設定しましょう。

 

住宅ローン審査期間の流れと短縮方法

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住宅ローンの審査期間は、仮審査から融資決定までに1ヶ月以上かかるのが一般的です。本記事では、住宅ローン審査の流れや審査期間を短縮する方法について解説しました。審査に落ちる原因と対策も紹介しているので、住宅ローンを利用して不動産を購入予定の方は、ぜひ参考にしてください。住宅ローンの審査に不安がある方や流れやポイントの説明や、注意点について個別で無料オンライン相談にてお伝えしています。ぜひご利用ください。

 

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この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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