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  • 売却・資金計画・購入

2024.09.07

2024.09.06

戸建ての売却の流れや注意点は?高値で成約するためのポイントを解説。

 

出典:pixta.jp

 

今回は戸建てを売却する際の流れや注意点を紹介します。事前にしっかりとポイントをつかんでおくことでスムーズに希望価格で成約を目指しましょう。

 


 

戸建て売却の流れ

 

 

中古一戸建ての売却にかかる期間は約3か月程と言われています。首都圏不動産流通市場の動向(2023年)によると2023年に首都圏で東日本レインズに登録された中古一戸建てが登録から成約にいたる日数の平均は83.3日でした。直近11年の平均は約92.8日です。売却は大きく販売前準備期間、販売期間、引き渡し準備期間とありますが、販売期間が前後しやすく販売期間の長短によって販売開始から終了までの期間が変わるケースが多いです。

 

 

首都圏不動産流通市場の動向(2023年)を参考に作成

 

2013年 90.1
2014年 87.4
2015年 88.4
2016年 93.2
2017年 89.9
2018年 95.3
2019年 99.3
2020年 111.3
2021年 101.2
2022年 81.2
2023年 83.3

首都圏不動産流通市場の動向(2023年)を参考に作成

 

1.情報収集

 

自宅の売却に当たって初めに情報を収集します。具体的には、

 

  • 売却に必要なものを確認しておく
  • 新居の見通しを簡単に立てておく
  • 自宅のおおよその売買相場を調べる
  • 売却をするに当たって必要な条件と売却をするにあたって希望する条件を整理する
  • 売却の方法とメリット、デメリット、自身のケースでの選択を確認する

 

 

などがあげられます。ここでは隅々まで確認するというよりも、大まかに流れを確認することを意識しましょう。ARUHI 住み替えコンシェルジュでは段取りや必要なことの整理、資金計画などを無料でオンライン面談で実施しています。

 

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2.不動産会社選定

 

情報収集や、考えの整理が完了したら実際に不動産会社と連絡をとり、売却を依頼する不動産会社を選定します。

 

ポイント

 

  • 査定価格で不動産会社を決定しない
  • 担当者の実績も確認する
  • 提示された金額や期間については根拠を確認する
  • 2社以上は話を聞く
  • 類似事例から案分された査定金額でなく、建物の個別事情も評価されているかを確認する

 

3.訪問査定

 

選定した不動産会社に自宅を見てもらいましょう。

 

ポイント

 

  • 不安な点は遠慮せず確認する
  • 室内や共有部などの実際に生活していて感じていることは共有する
  • 机上査定との相違がないか、相違がある場合は理由を確認する
  • 売却の理由と目的を共有しておく
  • 類似事例から案分された査定金額でなく、建物の個別事情も評価されているかを確認する

 

4.媒介契約締結

 

訪問査定が終了し、媒介契約を締結する不動産会社の選定が終わったら、売買契約を締結します。不動産の売却を不動産売買仲介会社に依頼するときには専属専任媒介、専任媒介、一般媒介の中から所有している物件や、状況にあっている方法を選択します。それぞれの違いとメリットは以下の通りです。

 

複数社との契約 売主自らが発見した相手との取引 REINS(指定流通機構)への登録義務 売主への報告義務 契約の有効期間
専属専任媒介契約 × × 媒介契約締結日の翌日から5営業日以内 1週間に1度以上 3か月以内
専任媒介契約 × 媒介契約締結日の翌日から7営業日以内 2週間に1度以上 3か月以内
一般媒介契約 任意 任意 3か月以内

 

指定流通機構への登録義務であったり、売主への報告義務が宅建業法により指定されており、売却を希望する売主の物件が市場に認知され、販売活動が担保されやすくなっているため、不動産会社へ売却を依頼する場合には専任媒介契約が選択されているケースが一番多い契約形態です。指定流通機構の活用状況について(2023年分)によると、取引態様別新規取引件数は専属専任媒介が全体の9.7%、専任媒介が33%、一般媒介が20.5%、売主が35.2%、代理が1.6%でした。売主と代理をのぞいた割合で計算すると、専属専任媒介が15.4%、専任媒介が51.2%、一般媒介が32.4%でした。これから売却を検討しており、どの契約形態を選択べきかお悩みの方は無料オンライン相談をご利用ください。

 

参照:国土交通省|宅地建物取引業法施行規則第十五条の七第四号の規定に基づく標準媒介契約約款
参照:不動産流通推進センター|指定流通機構の活用状況について(2023年分)

 

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5.販売活動開始

 

媒介契約を締結したら、実際に販売開始です。見学希望の募集や見学の日程調整、見学当日の対応は不動産会社が基本的にしてくれますが、積極的にコミュニケーションを図りましょう。万が一売却がうまくいかない場合は、別コラムでチェックポイントを記載していますので、ご確認ください。

 

ARUHI 住み替えコンシェルジュ|コラム|専任媒介契約をした家が売れない、チェックポイントと対処方法を解説

 

販売活動のポイントは以下の通りです。目安を記載しますが、販売場所や、物件によって目安は異なるため、詳細は不動産会社と確認しましょう。

 

ポイント

 

  • 見学数が週に1件あれば◎、月に2件あれば〇、3か月で5件以下だと要チェック
  • 見学者は同時並行で物件を検討するため、その後の動向をチェック。基本的には見学後1週間でアクションがあることが多い。

 

6.売買契約締結

 

物件見学者のうち購入を希望する方より購入申込書を受領し、条件に問題がなければ契約に進みます。

 

ポイント

 

  • 売買金額が希望条件であるか
  • 引き渡しの条件は希望条件であるか
  • 契約後のスケジュールは問題ないか
  • 購入者の支払い条件は問題ないか

 

そのほかにも細かな条文が記載されているのが、売買契約書や重要事項説明書です。不明点があれば必ず担当者に確認しましょう。

7.引き渡し

 

売買契約が終了したら、引き渡し日(決済日)に物件を契約書の条件通り引き渡すための準備をしていきます。

 

ポイント

 

  • 住宅ローンが残っている場合は、早めの手続きが必要。決済の1か月前には動いておく。
  • 買主に渡す書類はあらかじめまとめておく
  • 新居への引っ越し手続きも余裕を持っておこなっていく

 

まとめ

 

今回は一戸建て売却の流れや注意点、ポイントを解説しました。大枠を理解したうえでポイントをしっかりと確認することでスムーズな一戸建て売却を実現しましょう。戸建ての場合はマンションと比較して、個別で販売価格が変化しやすいため、きちんと販売戦略に加味されているかに注意しましょう。実際に一戸建てを売却する際は、販売予定の物件や、新居の検討状況、スケジュール、希望条件によってポイントが異なる場合がございます。ARUHI 住み替えコンシェルジュでは個別でオンライン面談を実施しています。無料で実施しているので、お気軽にご相談ください。

 

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この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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