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ARUHI 住み替えコンシェルジュ
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住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。
2024.09.08
2024.09.08
マンションや戸建てなどを購入する際の重要な条件の一つが「住宅ローンの借り入れ金額」です。いくらで組めるかによって「予算」が大きく変わってきます。本記事では、返済金額の平均値や月々の返済金額の目安や平均値などを解説しつつ、無理なく支払うための注意点などをご紹介します。ぜひ、最後まで読んで参考にしてみてください。
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目次
出典:pixta.jp
マイホームを購入する際は、住宅ローンを組むことを検討するかと思います。住宅の種類によっても異なりますが、国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」によると、約5割〜8割の方が住宅ローンを利用しているようです。実際、住宅ローンの平均的な借入額はどのくらいなのでしょうか。以下、解説していきます。
住宅の種類による、住宅ローンの平均借入額は以下の通りです。
住宅の種類 | 住宅ローンの平均借入額 |
注文住宅(土地付き) | 3,772万円 |
注文住宅(建て替え) | 2,394万円 |
分譲集合住宅 | 3,020万円 |
分譲戸建住宅 | 3,054万円 |
中古集合住宅 | 1,492万円 |
中古戸建住宅 | 1,908万円 |
出典:国土交通省 住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」
新築住宅(建て替えを除く)と中古住宅では、借入金額に1,000万円以上開きがあることがわかります。希望のエリアによっても価格の違いはでてきますが。購入希望の住宅パターンがある場合は、ある程度目安として把握しておくと、プランを立てる上での参考になるでしょう。
出典:pixta.jp
希望する借入金額のローンを組むにあたり、住宅ローンを組む際の平均年齢や平均年収も確認するとよいでしょう。
以下の表からわかるように、データによると住宅ローンを組む年齢の平均は44歳です。
住宅の種別 | 購入者の平均年齢 |
新築戸建て(注文住宅) | 43.8歳 |
新築戸建て(分譲) | 39.5歳 |
中古戸建住宅 | 45.8歳 |
中古マンション | 46.3歳 |
新築マンション | 44.8歳 |
出典:国土交通省 住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」
注文住宅(新築)や分譲戸建住宅、分譲集合住宅の場合は、30代で住宅ローンを組む方が最も多い傾向にあり、50代や60代世代は、中古住宅やリフォーム住宅ローンを組む傾向が高いことがわかりました。一般的な住宅購入のタイミングとしては、30代〜40代が最も多いと考えてよいでしょう。
住宅ローン利用者の平均世帯年収も検討時の目安になるのでチェックしてみましょう。
住宅の種別 | 世帯年収の平均 |
新築戸建て(注文住宅) | 801万円 |
新築戸建て(分譲) | 750万円 |
中古戸建住宅 | 752万円 |
中古マンション | 657万円 |
新築マンション | 960万円 |
出典:国土交通省 住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」
住宅ローンを組んでいる方の年収を平均すると784万円でした。最も世帯年収が多いのは新築マンションを購入する層であることがわかります。購入希望の住宅タイプと自身の収入とのバランスを比較する際の目安となるでしょう。
出典:pixta.jp
マイホームの買える金額は、「頭金」と「住宅ローン借入可能額」の2つの金額設定によって決まります。検討する際は、頭金と住宅ローン借入可能額頭金をある程度考えておくとよいでしょう。以下より、頭金を踏まえた金額設置の方法や注意点などを解説していきます。
頭金とは、「購入時に手持ちの現金で支払う分」のことをいいます。生活予備資金や直近で必要な養育資金といった貯金はしっかり確保した上で、頭金に回せる金額がいくらあるか確認しましょう。
頭金の設定方法は、「頭金=手持ちの現金ー(購入諸経費+生活予備費+将来への貯蓄)」という考え方が一般的です。
「購入諸経費」は、住宅購入の際に必要になる、税金や手数料などです。「将来への貯蓄」は、子供の養育費などのために貯めておくお金。中でも重要なのが「生活予備費」。職を失った、怪我をしたといった予期せぬ事態に陥っても、暮らしを継続できるよう、備えておきたいお金です。毎月の生活費にいくらかかっているかを把握し、会社員なら3〜6ヶ月程度、自営業などであれば1年を目安に残せるのが理想です。
頭金を多く設定すると、借入金を減らせて、返済額が抑えられる点が最大のメリット。返済期間も自ずと短くなり負担を減らすことができます。借入金額のボリュームが減らせるので、住宅ローンの審査においても有利です。
一方でデメリットもあります。頭金の準備に執着しすぎると、希望の金額が貯まるまで時間がかかったり、住宅ローンを組む上での適齢期を逃したり、購入したい住宅を購入するチャンスを逃してしまうこともあるので注意しましょう。
出典:pixta.jp
毎月の支出に大きく影響する住宅ローン返済。無理なく返済していくための金額設定を心がけましょう。以下、無理なく返済するためにの指標を2点をご紹介します。
一つ指標になるのが「返済負担率(収入に対して適切な返済金の設定)」です。一般的には、無理のない返済負担率は25%以内とされています。
気を付けなくてはならないポイントは、返済負担率は収入の「額面」を基準として計算される点。提示された金額を鵜呑みにせず、「手取り額」を元に改めて考えてみましょう。
ちなみに、3000万円の住宅ローンを組める年収の最低ラインは世帯年収350万ですが、これはあくまでローンを組める条件としてのボーダーラインです。「生活にゆとりを持たせたい」という場合は、500万円を目安にするとよいでしょう。自身のライフスタイルや家族構成を考慮し、余裕のある金額を設定するのがベストです。
毎月の支払いが問題なくできるという観点で考えると「現在の家賃」はよい目安となります。ただし、単純に同額で比較するのはリスクが高いので注意しましょう。住宅購入後は、固定資産税やメンテナンス費、マンションであれば管理費や駐車場料金といったプラスの固定費が発生することもあるので、それらを含めた合計金額で考えるのがポイントです。
出典:pixta.jp
住宅ローンの金利タイプには3種類あります。それぞれの特徴を把握するのが重要です。
借入期間中の金利が固定されており、返済額が確定している。返済金額が確定している点がメリットで、長期におけるライププランが立てやすい金利型です。ただし、金利面は、変動金利に比べると高くなりますので、注意しましょう。
一定期間、金利が見直されるタイプです。見直し後の返済額は増えても1.25倍以内と決まっています。金利が下がれば返済額が減り、金利が上がれば返済額が増加するという構造です。金利が大幅に上昇した場合は、利子を払いきれなくなるリスクがある点は注意しましょう。
期間ごとに金利タイプを選ぶことができます。固定期間は2年、3年、5年、10年、15年など様々で、固定金利期間終了後は変動金利型や固定金利選択型を自由に選ぶことができます。ただし、変動金利と異なり、上限設定がないので金利上昇による返済額が膨れ上がるというリスクがありますよ。
出典:pixta.jp
住宅ローンの金額設定は家族構成やライフスタイルなど個人差がありますが、一般的な返済期間は最長でも35年と決まっています。将来に必要な資金や、家計に必要な資金を整理しながら、長期的なライフプランを視野に入れ「無理のない返済計画」を立てることが大事です。ぜひ、本記事でご紹介したさまざまな目安も参考にしながら、バランスのよい金額設定をしましょう。
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