マンションの権利書は、一度紛失してしまうと再発行できない書類です。万が一、マンションの権利書を紛失した場合でも、対処法をおこなうことでマンション売却をおこなえます。本記事では、紛失時の対処法や注意点、権利書以外に売却時に必要な書類を紹介します。

マンションの権利書とは？

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マンションの権利書とは、マンションや土地を購入、所有した際にもらえる書類で、建物の所有者であることを証明する大切なものです。所有権の名義変更の際にも使用されるので、もらった後は失くさないように保管するようにしましょう。

登記識別情報とは？

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登記識別情報は、現在発行されている権利書の正式名称です。オンライン庁から交付される書類で、12桁の英数字が印刷されているのが特徴。この番号は権利者のみに適応されるので、他の第三者に教えることは禁止されています。

マンションの権利書を紛失した場合の対処法

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マンションを所有した際にもらったはずの権利書を紛失してしまった場合、売却や相続時に本人確認が必要になります。焦らず落ち着いて行動するために、権利書を紛失した場合の対処法を見ていきましょう。

事前通知制度を活用する

登記申請の後に、マンションの所有者を証明する通知書が送付されます。送付後2週間以内に署名と押印をした上で登記登録をおこないましょう。司法書士や弁護士に依頼して本人確認してもらう手間がかからないのがメリットです。

司法書士や弁護士に依頼して本人確認書類を作成

マンションの権利書を紛失した場合、司法書士や弁護士に依頼して所有者であることを証明してもらいましょう。依頼後すぐに本人確認が完了するわけではないので、期間には余裕を持たせることが大切です。

写真付きの身分証と実印、印鑑証明、売買契約書などを用意した上で依頼するようにしてください。

公証人に依頼して本人確認書類を作成

公証役場で公証人に依頼することで本人確認書類を作成してもらう方法もあります。作成時には、登記の委任状や実印、印鑑証明書、写真付きの身分証明書を用意しましょう。

司法書士や弁護士が作成した本人確認書類と比べて、作成してもらっても無効になる場合もあります。どの方法で本人確認すればいいのか悩むときは、不動産会社で教えてもらうのが無難でしょう。

マンション売却時に必要な権利書以外の書類

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マンション売却時に権利書以外に必要になる書類は以下の通りです。

・身分証明書

・登記簿謄本

・印鑑証明書

・住民票もしくは戸籍附表

・売買契約書

・間取り図

・管理規約

・使用細則

・リフォーム時の確認書類

・固定資産税納付書

・ローン残高証明書

・返済償還表

・抵当権抹消書類

マンションの権利書以外にも、多くの重要書類が必要になります。売却前から余裕をもって書類を準備するようにしてください。

権利書紛失後にマンション売却する注意点

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続いて、権利書を紛失したままマンションを売却する際に気を付けるべき注意点を紹介します。既に権利書を紛失した方やこれからマンション売却を検討している方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。

決済が中止になる恐れがある

マンション売却の直前に権利書を紛失した場合、司法書士や弁護士、公証人による本人確認が間に合わず、決済自体が中止になる恐れがあります。そのため、マンション売却をおこなう際は、できるだけ早急に書類を準備しましょう。

万が一、直前に権利書の紛失が発覚したら、すぐに不動産会社に相談して対処法を考えるようにしてください。

相続による売却には権利書は不要

マンション売却のなかでも、相続による名義変更をおこなう際には、権利書の提出は不要です。所有者が亡くなった場合に相続をおこなうため、名義変更が必要になります。

マンションの権利書が必要になるのは、「売買」「贈与」の2パターンです。それ以外の場合には、権利書の提出は不要になるので覚えておきましょう。

マンションの権利書は大切に保管しよう

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マンションの権利書を紛失した場合の対処法や注意点、権利書以外に売却時に必要な書類を紹介しました。一度紛失すると再発行できない書類なので、自宅で大切に保管するようにしてください。紛失しても落ち着いて対処して、マンション売却をスムーズに進めましょう。