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2024.09.08
2024.05.16
リースバックとは、所有する不動産を売却し、売却後に賃貸契約を結んで、住み慣れた自宅にそのまま住み続けられる仕組みです。本記事ではリースバックの仕組みやメリットやデメリットについてまとめています。おすすめな人や注意点も解説するので参考にしてください。
目次
出典:pixta.jp
リースバックとは、所有する不動産を売却して、リースバック業者と賃貸借契約を結んだあと、同じ物件に住み続ける仕組みです。近年、老後の資金確保や住み替えの選択肢として注目を集めています。
戸建てをはじめ、マンションやオフィスビルなど、さまざまな不動産が対象となります。売却代金は一括で支払われるため、売却後は賃料を支払えば、従来通り物件に住み続けられるのが特徴です。
リースバック契約の期間は、一般的には2年〜3年程度の契約ですが、交渉次第では、10年以上など、長期の契約も可能です。
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リースバックを利用するメリットは以下のとおりです。
リースバックは、自宅を売却しながらも、今の家に住み続けられる画期的な仕組みです。短期間でまとまった資金を調達できるだけでなく、引越し不要、ランニングコスト削減、将来の買戻し検討など、多くの魅力を備えています。
ただし、売却価格は通常の売却よりも低くなる傾向がある点や、所有権移転に伴う制限が生じる点には注意が必要です。
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リースバックを利用する際のデメリットは以下のとおりです。
リースバックは、住み慣れた家に住み続けながら、まとまった資金を手に入れる便利な制度です。しかし、通常の不動産売却よりも売却価格が安くなる、家賃を払い続けなければならない、契約期間があるなどのデメリットもあります。
リースバックを検討する際は、上記のデメリットを理解した上で、メリットとデメリットを比較検討しましょう。
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リースバックには、以下のような注意点があります。
契約更新時に家賃を上げられて払えなくなるケースや、賃貸契約の更新を断られてしまい退去を余儀なくされたという事例もあります。リースバックで、売却した自宅を買い戻す際に、当初の売却価格よりも高額な価格になるケースも多いため、注意しましょう。
どちらにしても契約を交わす際に、しっかり内容をチェックしておきましょう。
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リースバックを契約する時の流れは以下のとおりです。
仮査定は複数の業者の条件や見積もりをチェックしてから、業者を決めた方が失敗が少ないです。売却価格、家賃、契約期間などを提示されたら、内容をしっかりチェックしてから契約しましょう。
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リースバックとリバースモーゲージの特徴や違いを以下の表にまとめました。
項目 | リースバック | リバースモーゲージ |
取引内容 | 自宅を売却して代金を一括または分割で受取る | 自宅を担保に融資を受け、元本と利息は死亡後に遺産で返済する |
所有権の移転 | 売却時に買主へ移転 | 死亡時まで所有権は売却者 |
資金の受け取り方 | 売却代金一括または分割 | 融資額を年金、一括、随時返済などから選択 |
担保 | なし | 自宅 |
返済 | なし | 死亡後、相続人が自宅売却などで返済する |
税金 | 売却益に対して譲渡所得税がかかる | 非課税 |
手数料 | 売却にかかる仲介手数料など | 融資にかかる金利や事務手数料など |
メリット | ・まとまった資金を得られる
・売却後も住み続けられる |
・自宅に住み続けられる
・年金収入の補填 |
デメリット | ・所有権を失う
・売却益に対して税金がかかる ・家賃相場より低い家賃になる可能性がある |
・利息がかかる
・元本返済義務がある ・自宅の売却が必要 |
おすすめの人 | ・まとまった資金が必要な人
・売却後も住み続けたい人 ・相続人に自宅を残したくない人 |
・老後の生活資金が必要な人
・自宅に住み続けたい人 |
リースバックは急な出費が必要な人や、マイホームにかかる維持費を減らしたい人に向いています。リバースモーゲージは相続人がいない人や将来的に老人ホームで暮らそうと思っている人におすすめです。
リースバックとリバースモーゲージは、それぞれメリット・デメリットがあるため、自身の状況や目的に合わせて選びましょう。
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リースバックがおすすめな人は以下のとおりです。
病気や起業などで大きなお金が必要な人はリースバックがおすすめです。また、リースバックは売却しても、家賃を払いながら住み続けられるため、引越しをしたくない人にもぴったりです。
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本記事ではリースバックの仕組みや利用するメリットとデメリットについて紹介しました。リースバックは、住み慣れた自宅で資金調達を実現したい方にとって、魅力的な選択肢の一つです。ただし、メリットとデメリットを、よく理解した上で契約しましょう。本記事を参考にリースバックの仕組みを理解してから利用しましょう。
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