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2024.05.16

2024.05.16

不動産買取での注意点は?トラブルを回避するための対策も伝授

「不動産買取にはどんな注意点があるのか知りたい」「できるだけトラブルなくスムーズに買い取ってもらいたい」と考えている方に向けて、不動産買取の注意点について解説します。トラブルを未然に防ぐ方法についても紹介するので、あわせて確認してみてください。

 

不動産買取の注意点7つ

出典:pixta.jp

 

不動産買取には下記の7つの注意点があります。不動産買取を検討している方は、事前に詳しい内容を確認しておきましょう。

 

  1. 買取価格が相場より安くなる
  2. 「即時買取」と「買取保証」の2種類がある
  3. 住宅ローンを完済する必要がある
  4. 手数料や税金がかかる
  5. 買取ができない場合もある
  6. 契約後に価格を下げられる場合がある
  7. 追加の費用を要求される場合がある

1. 買取価格が相場より安くなる

買取の場合、仲介で家を売る場合と比較すると成約価格が7割〜8割ほどになるといわれています。そのため買取価格が相場より安くなる可能性が高いです。

 

不動産会社は家を直接買い取った後、リフォームや修繕を行い、再度その家を販売します。つまりリフォーム費用や修繕費といったさまざまな費用が、成約価格から差し引かれているため買取価格が低くなりやすいのです。

2. 「即時買取」と「買取保証」の2種類がある

不動産買取は「即時買取」と「買取保証」の2種類の方法に分けられます。

 

即時買取とは不動産会社または不動産買取専門業者に不動産を直接売却することで、買取保証とは一定期間不動産会社が買主を探してくれ、買主が見つからなかった場合は直接不動産会社に売却する方法のこと。

 

できるだけ早く不動産を売却したい場合は「即時買取」、できるだけ高い価格で売却したい場合は「買取保証」を検討するのがおすすめです。

 

3. 住宅ローンを完済する必要がある

不動産を買取してもらうためには、住宅ローンを完済する必要があります。理由としては、金融機関でローンを組んだ際に設定された「抵当権」を抹消しなければならないためです。

 

抵当権とは、金融機関が物件や土地を担保にして、ローンを返済できなくなった時にその物件を売却できる権利のこと。

 

抵当権が残ったまま家を売却することはできないため、まずはローン残高を確認し、家の売却金額と自己資金で住宅ローンを完済するようにしましょう。

 

4. 手数料や税金がかかる

不動産を買い取ってもらうこと自体に手数料はかかりませんが、下記のような手数料や税金がかかる場合があります。事前にどのような費用がかかるのかを確認しておきましょう。

 

項目 内容 費用相場
印紙税 契約書に印紙を押すための税金 1,000円〜6万円(売却価格によって変動)
抵当権抹消費用 売却物件の抵当権を抹消するための手数料 不動産1件につき1,000円(司法書士に依頼する場合は1万円〜5万円程度)
住宅ローン返済手数料 住宅ローンを返済するための手数料 1万円〜5万円程度
譲渡所得税 売却によって得た利益に対する税金 利益に応じて変動(一般的には売却価格から買取価格を差し引いた利益に対して税率が適用される)
引越し代 引越し業者への引越し費用 10万円〜30万円程度

 

5. 買取ができない場合もある

前述した通り不動産会社は家を直接買い取った後、リフォームや修繕を行い、再度その家を販売します。そのため地盤が弱い土地や立地の悪い不動産の場合、高く売れないと判断され、買取を断られる場合があるため注意しましょう。

 

買取を断られた場合は、別の不動産会社にも相談するようにしてみてください。

 

6. 契約後に価格を下げられる場合がある

不動産と買取の契約を締結した後に、買取価格を下げられるという場合があるため注意しましょう。具体的には不動産の瑕疵や市場の変化を理由に、買取価格を下げられるというケースです。

 

契約後に価格を下げられないようにするためには、下記の3つのポイントが重要です。

 

  • 複数の不動産会社の査定を受ける
  • 契約書の内容をしっかり確認する
  • 売買価格の確定時期や価格変更条件を明確にする

 

7. 追加の費用を要求される場合がある

不動産買取の契約後に、追加の費用を要求されるという場合もあるため注意しましょう。具体的には、さまざまな名目を付けて費用を請求するケースや、不用品の処分費用を請求されるケースです。

 

そのため、不用品の処分費用が買取価格に含まれているのか、別途費用が必要なのかを事前に確認しておきましょう。

 

不動産買取のトラブルを防ぐ方法4つ

出典:pixta.jp

 

不動産買取にはさまざまな注意点があり、トラブルが発生することも少なくありません。そこで、ここからは不動産買取時のトラブルを防ぐ4つの方法を解説します。

 

  1. 複数の不動産会社に査定依頼をする
  2. 事前に売却価格の相場を調べる
  3. その地域に強い不動産会社で選ぶ
  4. 不動産会社の専門分野を確認する

1. 複数の不動産会社に査定依頼をする

不動産買取のトラブルを防ぐためには、複数の不動産会社に相談することが重要です。複数の会社に査定を依頼をすることで、相場感を知ることができ、適正価格がわかりやすくなります。

 

また前述した通り、契約後に買取価格を下げられたり、追加費用を要求される場合があったりするため、それぞれの契約内容もしっかりと確認しておきましょう。

 

2. 事前に売却価格の相場を調べる

不動産買取のトラブルを防ぐためには、不動産会社に査定をしてもらう前に、あらかじめ自分で売却相場を調べておくことが重要です。

 

ある程度の売却相場を調べておくことで、不動産会社から提示される査定額が適正かどうかを判断できたり、売却価格の交渉を有利に進められたりする可能性があります。

 

相場を調べるには、物件情報サイトや成約価格を公開している公的機関のサイトを活用するのがおすすめです。

 

3. その地域に強い不動産会社で選ぶ

不動産を売却するときは、その地域に詳しい不動産会社に依頼するのがおすすめです。その土地に精通したプロに依頼することで、適正価格で売却できる可能性が高まります。

 

不動産会社のホームページを確認したり、実際に話を聞いて比較したりすることで、その土地の不動産に精通しているかチェックしてみてください。

 

4. 不動産会社の専門分野を確認する

不動産を売却するときは、その不動産会社が戸建て、マンション、土地の中でどの分野に精通しているかを確認することも重要です。不動産の種類によって、必要となる専門知識や対応が異なるため、売却する不動産の種類にあわせて依頼する不動産会社を検討してみましょう。

 

専門性の高い不動産会社に売却することで、トラブルの発生をあらかじめ防ぐ可能性も高まります。

 

不動産買取の注意点を把握して手続きをスムーズに進めよう

出典:pixta.jp

 

不動産買取を検討している方は、あらかじめ注意点を知っておくことが重要です。納得のいく不動産会社を見つけるためには、事前に買取の価格相場を知り、複数の不動産会社を比較しておきましょう。ぜひ本記事を参考にして、不動産買取を円滑に進めてください。

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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