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ARUHI 住み替えコンシェルジュ
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2024.09.08
2024.05.02
不動産買取相場は仲介の市場価格の7〜8割の価格となっており、その理由があります。本記事では不動産の買取相場価格や買取のメリットとデメリット、さらに不動産買取がおすすめのケースを紹介します。不動産の売却において失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
出典:pixta.jp
不動産買取相場は仲介の価格の7〜8割といわれており、取引の仲介を依頼するより売却価格が少なくなるのが一般的となっています。次では具体的な買取相場や買取価格が安くなる理由について解説していきます。
公益財団法人東日本不動産流通機構の2024年度3月期における中古戸建ての仲介相場価格(※)をもとに買取相場価格を算出(仲介相場の7割として計算)しました。
都道府県 | 買取相場参考価格
(万円) |
仲介相場参考価格
(万円)※ |
土地面積(平米)※ |
東京都 | 4,080 | 5,829 | 108.34 |
神奈川県 | 3,005 | 4,293 | 109.76 |
愛知県 | 1,980 | 2,829 | 186.17 |
京都府 | 1,922 | 2,746 | 125.15 |
大阪府 | 1,653 | 2,362 | 111.28 |
福岡県 | 1,602 | 2,288 | 292.59 |
北海道 | 1,279 | 1,827 | 277.60 |
買取価格が安くなってしまう理由は不動産会社が転売益と修繕費用を確保しているためです。買取の場合は不動産会社が物件を所有して買主を探す形になるため、売れなかった場合のリスクや利益についてあらかじめ考えておく必要があります。不動産会社の立場としては転売益を考えると、できるだけ安く仕入れたいと考えるのは当然です。
また仲介の場合において不動産会社の利益は仲介手数料であり、仲介手数料は売却価格から一定の割合で算出されるため、仲介における売却価格が高い方が利益がより多く発生します。このようなビジネスの仕組みも買取価格に影響を与えているといえるでしょう。
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不動産買取における以下のメリットについて解説します。
仲介の場合は不動産会社に買い手を探してもらう仕組みであるため、契約後から買い手を見つけるまでに数か月かかることが一般的です。買取の場合は買い手が不動産会社であるため、契約成立すれば数日~数週間で現金化することができます。
仲介の場合、売主は買い手に対して物件の欠陥や不具合について契約前に伝え、のちに欠陥が発覚してトラブルを起こさないように責任を負う必要があります。その場合、契約解除や賠償請求が発生するリスクがあるため、その責任が免除されるというメリットがあります。
仲介の場合、買い手が物件を見学する「内覧」は売主が対応する必要がありますが、買取の場合は内覧対応の手間が省けるのがメリットです。内覧が行われるたびに片付けをしたり、スケジューリングをしたりする必要があるためそれなりの労力が必要です。業者ではない人にとって内覧が発生しない点は、大きなメリットといえます。
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不動産買取における以下のデメリットについて解説します。
これまで説明した通りですが、デメリットとして売却価格が仲介より安いといった点があります。買取のメリットが仲介におけるデメリットを回避できる点でもあるため、その代わりに価格面を比較すると仲介に分があるといった形です。
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買取の場合、物件によっては買取してくれないといったデメリットがあります。不動産会社としては買い取った時点で売れ残るリスクを抱えるため、状態が悪かったり他の物件より立地が悪かったりすると、リスクが高いと判断して買い取らない場合があります。こういった場合はリフォームや更地にして売るといった別の方法を検討する必要があります。
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不動産の取引相場を調べるための以下の方法について解説していきます。
実際の不動産売却価格から調べる方法として、以下の2つのサイトから調べることができます
不動産流通機構が運営しているレインズマーケットインフォメーションは、売買された戸建てやマンションの価格情報が検索できます。国土交通省が運営する土地総合情報システムでは取引者のアンケートをもとに、土地や建物の取引価格をデータベース化しています。
2つのサイトを利用することで土地と建物の価格を知ることができます。
一般の消費者向けの物件検索サイトの販売価格からも取引相場を確認することが可能です。自分の物件と近い条件の販売物件を調べれば売値が判明するので、所有物件の売値の参考にすることができます。
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以下の不動産買取がおすすめのケースについて解説します。
仲介の場合、買主が見つかるまでの間、固定資産税などの維持費を負担し続ける必要があるため、コストがかさむ場合があります。年単位で売れ残った場合、築年数が増えると資産価値が下がるため、さらに利益が減る可能性もあります。仲介で売れ残った場合は、早めに現金化することでロスカットできるため買取がおすすめです。
築年数が経過した物件は一般の顧客にとって扱いにくいですが、プロである不動産会社なら買い取ってくれる可能性があります。老朽化して建物が利用できなくなる前に、早めに買い取ってもらうことも有力な選択肢といえます。
個人的な事情により早急に物件を処分したい場合や現金化したいといった場合は買取がおすすめです。すでに説明した通り、買取は買主を募る時間を必要としないため、物件によりますが比較的短期間で売却可能です。売却期日が迫っている場合は買取を選択しましょう。
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物件を高く買い取ってもらうために不動産買取会社を選ぶコツとして以下の点を重視しましょう。
不動産屋を選ぶポイントとして、物件の地域にある不動産屋を選ぶという点があります。物件がある地域のメリットや特徴を把握して、売るコツを知っていることが多いため、買取価格が他の業者より期待できるためです。
また不動産屋には賃貸や売買といった得意とする分野の違いがあるため、売りたい物件の売却に特化した業者を選ぶという点も売却価格に影響を与えます。不動産会社の選定の際は売買経験が豊富であり、買取価格が他より高めであるかをHPで確認してから選びましょう。
出典:pixta.jp
不動産買取は仲介で売却する価格より安くなることが一般的であるため、売却時の状況に合わせて選択することが重要です。判断する基準としては本記事で紹介した買取がおすすめなケースに当てはまっているか確認しましょう。これから不動産の売却を検討している方は、本記事を参考に進めてみてください。仲介で売却するか、買取で売却するかお悩みの方は無料オンライン相談をご利用ください。どちらにすべきかだけではなく、不動産会社の選定もサポートを提供しています。
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