結婚や子育てなどライフスタイルの変化に合わせて、新しい住居を探している方は多いでしょう。本記事では、中古住宅買取の特徴や、買取と仲介の違いについて紹介します。中古住宅を高値で買取ってもらうための方法も紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

中古住宅買取とは

出典：pixta.jp

中古住宅の買取では、不動産会社が売主から直接物件を買取する方法を指します。中古住宅の買取時には、一般的に不動産会社が仲介することが多いです。仲介では第三者が物件を購入しますが、買取では不動産会社が売却対象になります。

中古住宅買取の特徴

出典：pixta.jp

ここからは、中古住宅買取の特徴を紹介します。「新しい住宅に引っ越す」「相続で取得した中古住宅を売却したい」などと考えている方は、ぜひ目を通してみてください。

買取価格が仲介と比べて低くなる

中古住宅の買取価格は、仲介と比べて低くなる傾向にあります。買取は、不動産会社が物件を再度市場に販売する目的でおこなわれるため、利益分やリフォーム代などを差し引いた金額を支払われることが多いです。そのため、仲介と買取では価格に差が生まれやすいのです。

素早く現金化できる

不動産会社が買主を探して現金のやり取りをおこなうので、支払いまでに半年以上時間がかかることがあります。しかし、買取では不動産会社が直接物件を買取するので、手早く現金化できるのが特徴です。すぐ手元に現金を用意したい際は、中古住宅を不動産会社に買取してもらうのがよいでしょう。

売却に時間がかからない

仲介では、売主が見つかるまで時間がかかってしまうため、不動産会社が買主になる買取と比べて売却にかかる時間が異なります。また、売却にかかる時間が短ければ、すぐ手元に現金を用意できるようにもなるのが特徴です。

契約不適法責任を負う必要がない

仲介では、不動産取引中に契約上合意していなかった欠陥や破損が見つかった際に、売主が責任を負うことになります。しかし、買取では不動産会社が買主になって取引をおこなうため、契約不適法責任を負う必要がありません。一般的には、免責の形で契約をおこなうケースが多く見受けられます。

内覧対応が不要

買取では、中古住宅を売却する際に買主が内覧に来る時間が省けます。掃除や家具の配置、購入したいと思ってもらえるかなど、さまざまな準備と対応をおこなう必要がありません。不動産会社は査定をおこなうために内覧に来るだけになるため、仲介と比べて手間がかからないのが特徴です。

中古住宅の買取価格が安くなる理由

出典：pixta.jp

続いて、中古住宅の買取価格が安くなる理由を紹介します。仲介と比べて売却価格が安くなりやすいので、中古住宅の買取を検討している方はしっかり確認するようにしてください。

リノベーション費用がかかる

中古住宅の買取価格が安くなる理由として、リフォームやリノベーションにかかる費用を差し引かれるためです。買取業者がリフォームやリノベーションにかかる費用を負担するため、仲介と比べて買取価格が安くなります。

一定の利益を回収される

不動産会社は、中古住宅を買取する際に仲介手数料を回収できません。そのため、再度市場で販売する際に利益が出るように計算しています。不動産会社に対して利益が発生するように買取金額を決定しなければいけないので、買取時に一定の利益を回収されるのが特徴です。

中古住宅の買取に必要な書類

出典：pixta.jp

中古住宅の買取時に必要になる書類は、以下の通りです。

・身分証明書

・登記識別情報通知書

・地積測量図

・境界確認書

・建築確認済証

・検査済証

・建築設計図書

・工事記録書

・固定資産税納税通知書

・固定資産税評価証明書

中古住宅買取の流れ

出典：pixta.jp

中古住宅買取の流れは、以下の通りです。

1. 必要書類を準備する
2. 住宅ローンの残債を確認する
3. 不動産会社の査定を受ける
4. 査定を元に売却する不動産会社を決定する
5. 契約内容を確認する
6. 契約締結後、引き渡しする

契約を締結する上で、引き渡した際の状態やスケジュールを事前に確認しておきましょう。入金日も確認しておくと、手元に現金が欲しいときに振り込んでもらえるようになります。

中古住宅の買取価格を高くする方法

出典：pixta.jp

最後に、中古住宅の買取価格を高くする方法を紹介します。少しでも多く手元に現金を支払ってもらうためにできることを説明するので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

買取保証を利用する

中古住宅の買取には、「即時買取」「買取保証」の2種類があります。即時買取は中古住宅をすぐに買取してもらう方法、買取保証は一度仲介で売却活動をしてから売れなかった場合に不動産会社が買取する方法。売却までに時間はかかりますが、少しでも高値で中古住宅を売却したい方におすすめです。

1～3月に中古住宅買取をおこなう

1〜3月は、新年度や新生活に向けて住宅や不動産購入が盛んになる期間です。需要が高いタイミングに合わせて中古住宅を売却することで、不動産会社も買取しやすくなります。買主が見つからないリスクが低い分、買取価格を高く見積もってもらえるかもしれません。

事前に不動産会社で査定してもらう

中古住宅を買取してもらう前に、複数の不動産会社で事前に査定してもらうことも大切です。選択肢を増やしてから買取相場を調べることで、相場よりも高く見積もってくれた不動産会社を見極めやすくなります。自分に合った条件で中古住宅買取をおこないましょう。

中古住宅買取を活用しよう

出典：pixta.jp

中古住宅買取の特徴や、買取と仲介の違いについて紹介します。素早く中古住宅買取を済ませて、素早く手元に現金を用意したい方におすすめです。ライフスタイルの変化に合わせて、ぜひ中古住宅買取の利用を検討してみてください。中古住宅買取の会社選定や、そもそも買取という選択肢でいいのかお悩みの方はオンライン相談をご予約ください。