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2024.09.08
2024.06.13
不動産の仲介手数料は、交渉によって値引きしてもらうことが可能です。ただしいくつかの注意点を押さえた上で交渉しましょう。本記事では仲介手数料の方法やタイミング、言い方の例などをまとめました。後半では値引きしてもらいやすい条件や値引き時の注意点も解説します。
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目次
出典:pixta.jp
不動産の仲介手数料とは、不動産売却時に不動産会社へ支払う手数料のことです。
不動産会社は、物件の所有者である「売主」と購入希望者である「買主」の間に入り、仲介業務をしてくれます。
具体的な不動産会社の役割は以下の通りです。
このような業務の対価として、売主は不動産会社に対して売却の一部を支払う仕組みとなっています。物件の価格が高くなるほど、仲介手数料も増えるのが一般的です。
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仲介手数料が高いと感じた場合、仲介手数料の値引き交渉ができるか疑問に思う方もいることでしょう。結論、仲介手数料の値引き交渉自体は可能です。
ただし、仲介手数料は不動産会社に適切な対応をしてもらうためのサービス料でもあります。そのため、やみくもに「仲介手数料を値下げをして欲しい」と一方的な要求をするのはおすすめできません。後述するポイントを押さえて、適切なタイミングや伝え方で交渉しましょう。
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ここからは、仲介手数料を値引き交渉する具体的な方法を紹介します。
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
仲介手数料を交渉したい場合は、大手会社よりも中小規模の不動産会社に依頼することをおすすめします。有名な不動産会社は利益重視の会社も多く、会社の規定も厳しいことから値引き交渉に応じてくれない可能性が高いです。
一方、中小規模の不動産会社であれば、顧客獲得のために交渉に応じてくれる可能性があります。
不動産を売却する際、一般的に不動産会社とは「媒介契約」を結びます。媒介契約は大きく分けて以下の3種類です。
このうち、一般媒介契約は複数の不動産会社と契約を結ぶ際に選ばれます。しかし値引き交渉をするなら、一社のみと契約を結ぶ専属専任媒介契約または専任媒介契約がおすすめです。その不動産会社が利益を獲得することになるため、交渉にも応じてくれる可能性が高まります。
依頼したい不動産会社のまえに、他社の査定を受けておき、交渉時に報告書を用意するのも1つの手段です。顧客獲得のために、査定額を見直してくれたり、仲介手数料を減額してくれたりする可能性があります。
不動産会社の中には、値下げに積極的なところもあります。顧客獲得のためにキャンペーンを実施している不動産会社もあるので、対応エリアにそのような不動産会社がないかチェックしてみるとよいでしょう。
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仲介手数料の値引き交渉をするタイミングに悩む方も多いでしょう。
値引き交渉をするタイミングは、媒介契約の締結前がおすすめ。先述の通り、不動産会社は売却のための専任媒介契約や専属専任媒介契約を結びたいと考えます。そのため、このタイミングで交渉をすることで値引きに応じてもらいやすくなるでしょう。
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以下では、仲介手数料の値引き交渉の言い方の例を紹介します。どのように伝えるべきかわからない方は参考にしてみてください。
伝え方の例
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仲介手数料を値引きしてもらいやすい物件の特徴を見てみましょう。以下のような物件であれば、値引き交渉に応じてもらえる可能性が高いです。
人気物件や高額で売却できる物件は不動産会社としても契約を結びたいと考えるため、交渉がしやすくなるでしょう。
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仲介手数料を値引きしてもらいやすい不動産会社の特徴は以下の通りです。
上記のような不動産会社であれば、値引き交渉に応じてもらえる可能性があります。
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最後に、仲介手数料を値引きしてもらう注意点を解説します。
上記の注意点を踏まえた上で、値引きをするかどうかの判断材料にしてみてください。
1つ目の注意点は、売却優先度が下がる可能性があることです。不動産会社の担当者は複数の案件をかけもちしているため、利益の高い案件を優先して対応したいと考えます。
仲介手数料の値引き交渉により売却優先度が下がり、場合によっては対応の質が悪くなる可能性もあることを理解しておきましょう。
2つ目の注意点は、物件価格の値下げを求められる可能性があることです。特に両手仲介では売主からの仲介手数料の値引きに応じた場合、買主からの値引きには応じない可能性が高いでしょう。
しかし、買主からの値引き交渉に応じなければ物件自体が売れない場合もあります。そのような場合、買主からの物件価格の値下げ交渉に応じるように勧められることがあるのです。
せっかく仲介手数料を安くできても、物件価格が下がれば自分への利益は増えないばかりか、場合によっては損をしてしまう場合もあります。
不動産会社の言いなりになることは避けて、トータルの売却利益を高くできるように行動しましょう。
2つ目の注意点は、広告費が少なくなる可能性があることです。仲介手数料には物件の広告宣伝費も含まれているため、仲介手数料が値引きされると広告費が削られる場合があります。
もちろん買い手が見つかれば問題ありませんが、売却までの期間が長引いてしまったり、買い手が見つからず物件価格を引き下げないといけなくなったりする可能性も考慮しておきましょう。
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不動産の仲介手数料について解説しました。仲介手数料は交渉によって値引きしてもらうことが可能ですが、注意点を押さえた上で交渉に進みましょう。仲介手数料の値引き交渉をする場合は媒介契約を結ぶ前に不動産会社に掛け合ってみるのがおすすめです。
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