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2024.05.02

2024.05.02

不動産の売却でよくある理由とは?事例ごとに伝えるポイントも紹介

住み替えや離婚、相続などさまざまな理由で、不動産を売却しようとしている方がいることでしょう。しかし売主の中には「理由によって家が売れないかも」と不安に感じている方は少なくありません。本記事では、不動産の売却でよくある理由を紹介!さらに事例ごとに家の売却理由を伝えるポイントも解説します。

 

家の売却でよくある理由と伝え方のポイント

出典:pixta.jp 

 

不動産の売却には、住み替えや離婚、ライフスタイルの変化、資金面の問題などさまざまな理由があります。理由によって売却のしやすさが変わってくるので、どのように買主に伝えるのかが重要です。

 

伝え方次第では買主に不安を与えてしまい交渉が途絶えてしまう可能性もあるので、状況に合った理由を伝えましょう。

 

住み替え

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家を購入したものの、「住みにくい」「快適な暮らしを実現したい」という理由から住み替えを検討している人がいることでしょう。人によっては売却した資金を使って新居を購入したり、コストを抑えるために中古の物件を購入したりと目的はさまざまです。

 

住み替えを理由に伝える際は、伝え方によって買主が抱く物件のイメージが変わりやすくなります。例えば「今よりよい家に住みたい」とストレートに伝えてしまうと、相手によってはネガティブな印象を持ってしまうかもしれません。

 

住み替えを理由に売却する際は、今住んでいる家のメリットを伝えるのがコツです。例えば同姓向けの物件を売却する場合、部屋の広さやキッチン設備の充実さ、居心地のよいリビングルームなど魅力を伝えて、購入者の購買意欲を刺激しましょう。

 

不要な物件の処分

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人によっては、相続した家や別荘、マンションなど複数の物件を保有している方もいるでしょう。しかし維持管理の難しさから、売却を決意する方は少なくありません。

 

ある程度築年数が浅かったり、新品の状態のままであったりすれば売れやすいが、かなりの年数が経っていると売却が難しいです。

 

不要な物件を売れやすくするためには、早めに売却の準備を進めるのが望ましいです。物件によっては年月の経過とともに価値が下がりやすくなるので、早いうちから売却手続きに取り掛かりましょう。

 

不要な物件の売却理由の伝え方はケースによって変わりますが、基本的にはありのまま伝えるのがよいです。少しでも売れやすくするために嘘の理由を伝えてしまうと、後々トラブルを起こす可能性があります。

 

穏便に交渉を進めるためには、なぜ物件が不要になったのか明確に伝えましょう。

 

相続

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親や兄弟などの身内が亡くなった際は、実家を相続する方もいることでしょう。しかし家を相続したものの、遠方に住んでいることによる管理の難しさや相続税の高さなどから手放す方は少なくありません。

 

家の相続による売却は印象が悪いと考えがちですが、人によっては好印象を抱く場合もあります。もし全く物件が売れない場合は、家の老朽化や不具合などが原因となっているかもしれません。

 

もし家の劣化が進んでいる場合は、事前に修繕やリフォームをしましょう。

 

離婚

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夫婦仲の悪化や生活環境などの変化を理由に、離婚で持ち家を売るケースは珍しくありません。離婚を理由にした売却は、人によって反応が異なります。全く気にしない方もいれば、縁起の悪さから物件購入を控える方もいるでしょう。

 

もし離婚についてあまり触れられたくない場合は、家族構成の変化やライフスタイルの変化などを理由に挙げてみてください。

 

ライフスタイルの変化

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結婚や出産、親の介護などライフスタイルに変化があった場合は、状況に応じて持ち家から離れる必要があるでしょう。例えば夫婦2人で十分なスペースであっても家族が増えてくると広めの家を持つ必要があり、親の介護の場合は実家に引っ越さなければなりません。

 

結婚や出産、介護などライフスタイルの変化を理由に家を売る場合は、そのまま伝えても問題ないです。ありのままの理由を伝えて、買主に納得して買ってもらえるようにしましょう。

 

転勤

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人によっては、転勤を機に家の売却を余儀なくされている方もいることでしょう。転職の場合は今の家に住みつつも新しい職場を探せますが、転勤となると地方への異動もあり単身赴任か賃貸への引っ越し、売却などを選択しなければなりません。

 

思い切って家を売却し新天地で新居を購入するのもよいが、転勤の頻度が多い会社に勤めている場合は、単身赴任かまたは賃貸暮らしを検討した方がよいでしょう。

 

転勤を理由に家を売却する場合は、そのまま正直に伝えて問題ありません。家の魅力を伝えて、少しでも売れやすくしましょう。

 

資金面の問題

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資金面の問題で、やむを得ず家を売却するケースもあります。例えば会社の倒産や事故、病気、リストラなどでローンの支払いが難しくなった事例は代表的です。持ち家を手放したくないという理由でローンの支払いを滞納し続けると、今後の生活で支障をきたすことにもなるので、早いうちから売却を検討した方が望ましいでしょう。

 

資金面の問題は言い出しにくいと言われていますが、買主側によっては気にしていない方もいます。そのため、資金面を理由に伝えても問題ありません。

 

しかし買主側は家の住みやすさや設備環境などを着眼点に置いている方もいるので、かなり老朽化が進んでいる場合は売却金額が安くなりやすいことを念頭におきましょう。

 

立地や環境の悪さ

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実際に家を購入したものの、住みにくさや隣人トラブルなどから売却を検討する方もいるでしょう。しかし住みにくさや隣人トラブルなどを理由にすると、買主によっては損をするのではないかと感じてしまい購入を避けやすくなります。

 

このような問題は売却しにくいともいわれているので、交渉や手続きなどは難航すると認識した方がよいでしょう。

 

災害による家の破損や倒壊

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台風や地震、火災などを理由に家を売却する方もいるでしょう。被災直後に家を売るのは難しく、売れたとしても安い価格になるかもしれません。しかし被災してから家のリフォームや修繕などを実施すれば、交渉が進められる可能性は十分あります。

 

とはいえ被災した家は、買主のほとんどが避けることは少なくありません。

 

もし被災した家の売却が難しい場合は、買取り専門の不動産会社に依頼するのがおすすめです。不動産会社によっては不利な物件の買取を専門としているところもあり、被災した家でも状況に見合った金額で買い取ってくれます。

 

被災した家の売却が難航した場合は、ぜひ買取り専門の不動産会社に相談してみてください。

 

不動産の売却は理由によって売却価格に影響する?

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不動産の売却理由を伝える際、売却価格に影響するかどうか気になるところでしょう。残念ながら不動産の売却理由によっては、価格に影響が出てしまいます。とくに立地の悪さや家の破損、住みにくさなどのネガティブな理由は、相場よりも安くなる可能性があるでしょう。

 

もし物件の相場を下げずに売りたい場合は、不動産会社に査定依頼をし高額な価格で売却できるようサポートを受けてもらうのがおすすめです。

 

不動産の売却理由をうまく伝えるためのコツ

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不動産を売却する際、どのように理由を伝えるべきなのか迷っている方もいることでしょう。とくに初めて売却する方だと、明確な理由が分からずしどろもどろになってしまうかもしれません。しかし売却理由の伝え方をマスターすれば、買主に説得できる可能性があります。

 

正直に伝えられる内容は伝える

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ライフスタイルの変化や相続、転勤、資金面の問題など伝えても支障がない理由は、そのまま伝えましょう。後ろ暗い事情がない限りは、ストレートに理由を伝えても問題ありません。少しでも売却できる可能性を上げるためにも、理由を挙げつつも物件の魅力を伝えてみてください。

 

ネガティブな部分をポジティブな言い方で伝える

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人によってはデメリットを理由に、不動産の売却を考えている方もいることでしょう。ネガティブな理由をそのまま伝えてしまうと、買主の取っては印象が悪くなりやすくなります。

 

ネガティブな理由でも売却しやすくするためには、言い換えて伝えるのがおすすめです。例えば部屋の狭さを理由に売却する場合は、「同棲には少し窮屈に感じますが、一人暮らしの方であれば余裕をもって快適に過ごせます。」と伝えることによって、買主によってはポジティブなイメージを持ってもらいやすくなります。

 

もし、言い換えが苦手な場合は、事前に整理するのがポイントです。物件が抱えるネガティブなポイントを整理し、ポジティブな言い方で伝えられないか検討してみてください。

 

不具合箇所は正直に伝える

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築年数が古い物件を売るとなると、家屋の一部が破損していたり、住宅設備に不具合が生じていたりというようなことがあるかもしれません。もし不具合箇所がある場合は、正直に伝えましょう。

 

不具合箇所を伝えず嘘を伝えたり隠したりしてしまうと、後々買主からクレームや追及をしてくる可能性があります。場合によっては契約不適合ということで損害賠償や代金減額請求などを請求されるかもしれません。

 

嘘の売却理由はトラブルの元にもなるので、物件で問題がある箇所があれば買主にしっかり伝えましょう。

 

不動産会社のサポートを受ける

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もし不動産の売却理由がまとまらない場合は、不動産会社のサポートを受けるのがおすすめです。売却を専門に取り扱っている不動産会社から具体的なアドバイスをもらうことで、どのように買主に伝えるべきなのか明確になりやすくなります。

 

さらにケースに応じた売却理由の伝え方もレクチャーしてくれるので、独自で行うよりも交渉が進みやすくなるでしょう。

 

不動産の売却理由で悩んだ際は、1度不動産会社に相談してみてください。

 

不動産の売却理由は伝えるポイントを押さえよう

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本記事では、不動産の売却でよくある理由と伝え方のコツを紹介しました。不動産が売却できるかどうかは、理由の伝え方はもちろんのこと、物件の状態や状況などによって変わります。そのため、ケースに応じた伝え方を心がけることが重要です。もし不動産の売却理由の伝え方で苦戦した場合は、不動産会社からサポートを受けましょう。

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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