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2024.05.02

2024.05.02

固定資産税から評価額を逆算する方法とは?調べ方について解説!

不動産を購入した際にチェックしなければいけないのが固定資産税評価額です。固定資産税を納税する際に、固定資産税評価額は必要になります。本記事では、固定資産税評価額の計算方法について解説するので、固定資産税の納税で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 

固定資産税評価額とは?

出典:pixta.jp

 

固定資産税評価額とは、固定資産税を算出する上で基準となる不動産の評価額のことです。固定資産税評価額が高ければ、固定資産税も高くなります。固定資産税を計算する際は、まず固定資産税評価額を求めなければいけません。

 

固定資産税評価額以外の不動産評価額

出典:pixta.jp

 

固定資産税評価額以外の不動産評価額は以下の3つです。

 

  • 公示価格
  • 実勢価格
  • 相続税評価額

 

それぞれ詳しく解説します。

 

公示価格

公示価格とは国土交通省が公表している土地の基準となる価格のことです。公示価格をチェックすれば過去の不動産取引価格を確認できます。しかし、あくまでも過去の価格であるため、参考程度にされるケースが多く、直接固定資産税に影響することはありません。

 

実勢価格

実勢価格は実際の取引価格のことです。公示価格は同じ地域であれば、立地や条件に関わらず同じ価格になります。そのため、必ずしも公示価格で売却できるとは限りません。実勢価格は実際に売買が成立した価格であるため、公示価格と比べると不動産価値の参考にしやすいです。

 

相続税評価額

相続税評価額とは相続税や贈与税を計算する際に基準となる価格です。固定資産税を計算する際に用いられることはありませんが、不動産を相続した際には規定の方法で算出をしてもらわなければいけません。

 

固定資産税の計算方法

出典:pixta.jp

 

固定資産税は以下の計算式で求められます。

 

  • 固定資産税=固定資産税評価額×1.4%(固定資産税率)

 

固定資産税率は市区町村によって異なる場合があるため、住んでいる地域のホームページを確認してください。固定資産税は毎年納める必要があるため、固定資産税評価額が4,000万円であれば毎年56万円の納税が必要という計算になります。

 

固定資産税から評価額を逆算する方法

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固定資産税から評価額を逆算する際の計算式は以下の通りです。

 

  • 固定資産税評価額=固定資産税÷1.4%(固定資産税率)

 

先ほども述べたように固定資産税率は住んでいる地区町村によって異なります。固定資産税評価額が気になる方は、固定資産税の納付書をチェックして、上記の計算式を使って逆算してみてください。

 

評価額を逆算する際の注意点

出典:pixta.jp

 

固定資産税評価額を逆算する際には、必ずしも正確ではないという点に注意する必要があります。なぜなら、固定資産税評価額は様々な特例や負担調整などの軽減措置が入った上で算出されているからです。

 

逆算をすると軽減措置を考慮できないため、不動産の本来の価値を求めることができません。実際の評価額よりも低い金額が出てしまうケースが多いため、あくまでも参考程度に考えておくのがおすすめです。

 

固定資産税を抑える方法

出典:pixta.jp

 

固定資産税を抑える方法として取り組みやすいのは省エネ改修工事を始めとしたリフォームです。一定の要件を満たしたリフォームを行えば、固定資産税が3分の1になります。

 

家の寿命を伸ばしつつ、固定資産税を抑えられるため、固定資産税が高くて悩んでいる方は、ぜひリフォームを検討してみてください。

 

他には土地の分筆や認定長期優良住宅への登録を目指すといった方法もありますが、手間がかかる上にすぐに行うのが難しいため、リフォームがおすすめです。

 

固定資産税評価額に影響する要素

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固定資産税評価額には様々な要素が影響します。その中でも代表的なものは以下の2つです。

 

  • 築年数
  • 内装

 

それぞれ詳しく解説します。

 

築年数

築年数は固定資産税評価額に大きく影響します。一般的には築年数が経過すればするほど建物の価値は下がっていき、20年以上経過すると、建物の価値はほぼなくなると考えられています。

 

固定資産税評価額は3年ごとに見直されるため、年数が経過すればするほど税額は下がっていくでしょう。しかし、鉄筋コンクリートや鉄骨で建物が作られている場合は、耐久性が高いためそれほど建物の価値が下がりません。そのため、固定資産税の見直しが行われても、税額が下がらないケースもあります。

 

内装

建物そのものの価値が固定資産税評価額となるため、内装へのこだわりも固定資産税に影響するポイントです。内装にこだわりを多く反映した結果、建物の購入費用が高くなった場合は、固定資産税も高くなる可能性があります。

 

逆に簡素な家にすれば、固定資産税を抑えることもできるでしょう。固定資産税の負担が気になる方は、家へのこだわりと購入価格のバランスを考えることが大切です。

 

固定資産税から評価額を逆算する際は注意が必要

出典:pixta.jp

 

固定資産税から評価額を逆算することは可能ですが、計算結果が必ずしも正しいとは限りません。そのため、逆算して評価額を計算しようと考えている方は、あくまでも参考程度に考えておくのがおすすめです。ぜひ、本記事を参考にして、固定資産税の計算を行ってみてください。

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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