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2024.04.13

2024.04.13

土地売買は司法書士に依頼するべき?利用メリットや役割を紹介

土地売買をする際、「どのように手続きをすればよいのか分からない」と頭を抱えている方がいることでしょう。よりスムーズに手続きを進めるためには、司法書士に依頼するのがおすすめです。本記事では、土地売買の手続きを司法書士に依頼するメリットと役割について解説します。

 

司法書士はどんな仕事をする?役割を解説!

出典:pixta.jp

 

司法書士は何となく聞いたことがあるものの、具体的にどのような仕事をするのか分からない方がほとんどでしょう。

 

司法書士は、法務局や裁判所に提出する書類の作成や審査請求、登記手続き、債務整理、相続手続きなど幅広い分野でサポートしてくれます。

 

土地売却においても司法書士は対応しており、主に所有者移転登記のサポートがメイン!弁護士でも登記手続きは可能ですが、より手厚いフォローを受けるなら、実務や経験豊富な司法書士に依頼するのがおすすめです。

 

土地売却の手続きに必要な所有者移転登記とは?

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所有者移転登記とは、不動産または土地の所有者の登録情報の書き換えを行う手続きのことです。

 

土地を所有する際は、自己の所有物であることを証明するために登記簿への登録をしなければなりません。登記をすることで自ら所有する不動産情報が公の帳簿で記されるようになります。実際に登記情報提供サービスにて。登記の詳細を確認することが可能です。

 

しかし土地を売買する際は、登記に記されている所有者に関する情報を書き換えなければなりません。つまり、所有権移転登記の手続きが必要となります。

 

例えば、登記簿に記されている土地所有者の佐藤さんの情報を山田さんの情報に書き換えるイメージです。

 

特別な資格が必要ないため一般人でも所有者移転登記の手続きは可能ですが、必要な書類を集めるのに苦戦したり、売主と買主の双方で申請時にトラブルが生じたりとさまざまなリスクがあります。

 

より正確に土地売却の手続きをするためには、司法書士のサポートが必要でしょう。

 

登記情報提供サービス

 

司法書士に依頼した場合の土地売買の手続きの流れ

出典:pixta.jp

 

司法書士に土地売買の依頼をする場合は、買主側が手配するのが一般的。理由は、買主側の方で所有権移転登記の手続きを行う必要があるからです。

 

一方売主の方で司法書士に依頼する場合は、抵当権が設定されている土地の抵当権抹消登記や自分の名義になっていない土地の名義変更がほとんどです。いかなる理由であればスムーズに土地売買の交渉や手続きなどを進めるためには、司法書士に依頼するのが望ましいでしょう。

 

司法書士に依頼した場合は、以下の流れで土地売買の手続きが進むのでチェックしてみてください。

 

  1. 登記簿の事前チェック:登記簿の記載ミスや売買の妨げになるような担保権がないか確認
  2. 当事者同士での売買の意思確認:登記簿の情報を元に双方の認識に間違いがないか確認
  3. 必要書類の確認:権利証や印鑑証明書、住民票など必要な書類を預かりチェック
  4. 売買代金決済:買主による支払い手続きに加え、仲介手数料や登記費用なども支払い
  5. 登記:司法書士が必要な書類を持参し法務局にて登記申請を実施

 

土地売買の手続きを司法書士に依頼するメリット

出典:pixta.jp

 

よりスムーズに土地売買の手続きを進めるためには、司法書士に依頼するのがおすすめです。登記簿の事前確認や当事者同士での売買意思の確認、書類作成など手厚くフォローしてくれるため、土地売買に不慣れな方でもより正確に手続きが進められます。

 

手続きの負担が減らせる

3Dイラストレーションで構成された不動産売買契約書のイメージ。

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司法書士に土地売買の手続きを依頼するメリットは、手続きの負担が減らせることです。自分で土地売買をしようとなると、売主と買主との交渉や必要な書類の準備、土地の売却価格の調査、土地の引き渡しなどかなりの負担がかかってしまいます。

 

とくに初めて土地売買をするとなると、ミスや交渉トラブル、さらには詐欺などのリスクがあり、状況によっては手続き困難に陥ってしまうかもしれません。

 

詐欺のリスクが低い

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土地売買で注意しなければならないのが、詐欺被害です。個人間で土地売買をすると詐欺に気が付かず、高額な取引金額で取引されるリスクがあります。とくに土地売買が初めての方の場合は、なおさら注意しなければなりません。

 

このような詐欺被害を未然に防ぐためには、司法書士に代行依頼するのが望ましいです。司法書士は登記の手続きの際は、権利関係調査や本人確認、必要書類の確認など徹底的にチェックしているため、何か不自然な箇所があれば速やかに対処してくれます。

 

土地売買で多額の損失を受けないためには、司法書士にサポートしてもらうのがおすすめです。

 

契約不履行の予防につながりやすい

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個人間での土地売買で注意しなければならないのが、買主側がお金を支払わない債務不履行です。このような事態に陥ってしまうと、売主は大きな損をしてしまいます。

 

しかし万が一債務不履行に陥った場合は司法書士に損害賠償の請求依頼をすることが可能。司法書士は債務に関する法的手続きの決定を担っているため、売主に向けて損害賠償請求を送ることができます。

 

損害賠償請求をされてしまうと買主側は不利な状況になってしまうので、取引の際はしっかりと義務を果たすことが重要です。

 

契約不履行のトラブルを起こさないためには、最初から司法書士に代行依頼をするのがおすすめ。土地売買をする際は司法書士の方で支払いがしっかり行われているかどうかチェックしてくれるので、契約不履行の予防には最初から依頼するのが望ましいでしょう。

 

登記簿の記載ミスに迅速に対応してくれる

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土地売買の際に司法書士を利用するメリットは、登記簿での記載ミスのトラブルに迅速に対応してもらえることです。売主の氏名や住所が違っていたり、所有者の名義が異なっていたりと登記簿での記載ミスは珍しくありません。

 

登記簿での記載ミスが発覚した場合は、更正登記の申請手続きをしなければならず何かと手間がかかってしまいます。

 

しかし司法書士に代行依頼すれば、万が一登記簿の記載ミスがあったとしても迅速に対応!どの箇所で記載ミスが生じているのか確認し、適切に対処してくれます。

 

ただし登記簿の記載ミスの修正にはさらなる費用が発生するため、追加費用があることを念頭に入れる必要があるでしょう。

 

司法書士に依頼する際の相場

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司法書士に土地売買の依頼をする場合は、約5万円〜15万円が一般的です。司法書士の依頼費用は事務所によって自由に設定されているため、事案によって費用が異なります。そのため、依頼する前に事前にどれくらいのコストがかかるのか見積もるとよいでしょう。

 

さらに司法書士の報酬に加え、登録免許税や所有権移転登記などさまざまな側面でも費用がかかるので、より細かくチェックすることが重要です。もし依頼コストが気になる場合は、事務所ごとに費用を比較してみるのもよいかもしれません。

 

土地売買は司法書士に任せよう

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土地売買の手続きをスムーズに進めるためには、司法書士にお願いするのがおすすめです。確かに自分で手続きをすることは可能ですが、手続きの負担や詐欺のリスク、記載ミスなどさまざまなデメリットがあります。複雑な土地売買の手続きは、司法書士にお願いしましょう。

 

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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