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2024.04.12

2024.04.12

家を売却したらいつまでに引っ越す?流れやスケジュールの注意点を解説

家の売却の際は並行して引っ越しも準備しなければなりません。買主に家を期日どおりに引き渡すために、事前に売却の流れや引っ越しのスケジュールを把握する必要があります。

本記事では、家を売却して引っ越すまでのスケジュールや退去期限などを解説。家の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

家を売却したら引き渡し前日までに退去

出典:pixta.jp

家を売却する際は「売り先行」で進めることが一般的です。これは先に家を売却し、その後に新しい住まいへと移ることです。

 

また、売買契約後、通常は約1か月以内に新居への引っ越しを完了させることが目安になります。この期間は次の住居を探したり、引っ越しの準備を進めたりすることに適しているからです。

 

ポイントは引き渡し日の前日までには現在の家を空き家状態にすることです。これにより、スムーズに売却手続きを進めることができ、新たな生活への移行も円滑に行えます。

 

家を売却する流れ

出典:pixta.jp

家を売却する際は、主に次の6つのステップがあります。

 

  1. 不動産会社の選定・相談・契約
  2. 不動産会社が売却活動開始
  3. 買主との売買契約
  4. 物件の引き渡しと決裁
  5. 引っ越し
  6. 不動産売却後の確定申告

 

それぞれの内容を確認し、スムーズに進めましょう。

 

不動産会社の選定・相談・契約

まずは信頼できる不動産会社を選定し、相談、契約することです。信頼できる不動産会社を選ぶためには、過去の実績などを調べてみましょう。

 

始めから1社に絞り込まず、複数の不動産会社を列挙し、それぞれから無料見積りをとったり対応の良さを比較したりして選んでください。複数社を比較すると、適正な金額がわかるからです。

 

不動産会社が売却活動開始

不動産会社と媒介契約を結ぶと、業者(不動産会社)が売却活動をスタートします。相場に基づき売り出し価格を決定後、広告などを通じて買い手を探します。

 

買い手への物件の案内と説明を行い、購入希望者が現れれば申し込みを受けます。不動産会社は売却活動の進捗を定期的に報告し、価格や引き渡し時期の交渉が行われることもあります。購入者が確定したら、売却活動は終了します。

 

買主との売買契約

買主が決まった後、住宅ローンの事前審査(買主側)と物件の最終確認が行われます。問題がなければ、売買契約が結ばれます。

 

通常、契約は売主、買主、両方の仲介業者が参加して行われますが、都合が合わない場合は契約書の署名と手付金の交換を別日に行うことも可能です。

 

契約には実印、身分証明書、登記済権利証などの書類が必要で、宅地建物取引士が重要事項の説明を行い、契約書に署名後、手付金の授受が行われます。

 

物件の引き渡しと決裁

契約で決めた日に売却金を受け取り、必要なら住宅ローンも返済します。売主、買主、不動産会社、金融機関が集まり、決済を終えた後、不動産を買主に渡します。

 

このときに土地の正確な範囲を決める確定測量やローンのある物件は抵当権の抹消準備も行います。

 

引っ越し

物件を引き渡した後、売主は新居への引っ越しを始めます。この時期には引っ越し業者の選定、荷物の梱包、そして新旧住所への通知作業が重要です。

 

さらに、重要書類や貴重品の安全な移動、引っ越し当日のスケジュール計画、荷解きと整理の効率的な方法についても考慮する必要があります。

 

事前にリストアップし計画的に動くことで、新しい生活への移行をスムーズに行うことが可能です。

 

不動産売却後の確定申告

不動産売却後は利益に関する税金が発生する場合があるため、確定申告をしてください。確定申告は2月中旬から3月中旬にかけて実施されます。

 

また、特例制度を利用すれば税額を減らしたり、損失があれば税額を減少させることが可能です。確定申告の必要書類には住民票、登記事項証明書、源泉徴収票、確定申告書などがあり、準備後は税務署や電子申請で手続きを行います。

 

家を売却した後の引っ越しスケジュール

出典:pixta.jp

家の売却から引っ越しまで3つの時期にわけてスケジュールを解説します。

 

  1. 引っ越し1か月前まで
  2. 引っ越し2週間前~1週間前まで
  3. 引っ越し当日

 

上記の時期を目途に、引っ越し準備を始めて、スムーズに新居での生活を始めましょう。

 

引っ越し1か月前まで

引っ越し1か月前までに引っ越し業者を選定し、手配しましょう。同時に粗大ごみとや不要物の回収準備、現住所で加入している火災保険の住所変更手続きを進める必要があります。この時期は準備段階であり、引っ越しに向けての大枠を固める作業が中心です。

 

引っ越し2週間前~1週間前まで

引っ越し2週間前〜1週間前には、新しい住所への転居届の提出、必要に応じて印鑑証明書の発行や抹消、そして電気やガスなどインフラ関係の連絡を行います。

 

この時期は各種手続きなどが増えますので、必要な書類や提出先を細かくチェックして進めることが大事です。

 

引っ越し当日

引っ越し当日は、旧居での光熱費の清算と新居でのインフラ使用開始の手続きを行います。この日は物理的な引っ越し作業だけでなく、インフラなどの生活基盤を移行させる作業もあります。

 

家を売却して引っ越すときの注意点

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家を売却する際は、さまざまな注意点があり、対策が必要です。主な注意点として、住宅ローン返済中の家の売却や売却後の引っ越しが間に合わないケースについて解説します。

 

住宅ローン返済中の場合

新居が賃貸で住宅ローンが残っている家を売却する際は、引っ越しのタイミングに注意しましょう。

 

売却から新居への引っ越しが早すぎると、家賃と住宅ローンの両方を支払う「二重払い」の状況になる可能性があるからです。二重払いは経済的な負担を大きくするため、計画的なスケジュール管理が重要です。

 

引っ越しが間に合わない場合

売却した物件の引き渡し期日までに引っ越しが間に合わない場合、買主に引き渡し猶予を求めるか、一時的な借り住まいを検討する必要があります。

 

引き渡し猶予は買主にとってリスクがあるため、通常は1週間程度の短期間に限定されます。借り住まいは、マンスリーマンションやウィークリーマンションが適するでしょう。

 

家を売却したときの引っ越し時期を見極めよう

出典:pixta.jp

家を売却した際の引っ越しの期限は引き渡しの前日です。一般的に売買契約を結んでから1か月程度で引き渡しとなるため、それまでに空き家状態になるように準備を進めてください。

家の売却と引っ越しを考えたら不動産会社に相談して、スムーズに進められるようにしましょう。

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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