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2024.05.02

2024.05.02

築40年の一戸建ての売却相場はどれくらい?売れやすくするためのコツを紹介

築40年の一戸建ての売却相場はどれくらいなのか、古い物件を売る方の中には気になっている方もいることでしょう。かなりの年数が経過しているため、「売れないのでは?」と考えている方も少なくありません。本記事では、築40年の一戸建ての売却相場について紹介!さらに古い物件でも売れやすくするアイデアを紹介します。

 

築40年の一戸建ての売却相場の実態とは?

出典:pixta.jp

 

築40年の一戸建ての相場の価値は、残念ながら0といわれています。その理由は、耐用年数である22年を大幅に過ぎると建物の価値がないとみなされるためです。

 

実際に国土交通省のデータによると、中古物件の価格は最初の5年は7割以上、10年後には5割まで下落し、22年以上経過すると価値がないと判断されやすくなります。

 

買主の中にも耐用年数を気にする方がいるので、新築物件や築10年の物件よりは売却が難しくなると考えた方がよいでしょう。

 

国土交通省 公式HP”参照

 

築40年の一戸建てでも売れる可能性はある?

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築40年の一戸建ての相場の価値が0といわれてしまうと、売却自体を諦めてしまう方もいることでしょう。しかし、諦める必要はありません。例えば建物自体に価値がなくても土地に価値が合ったり、周辺環境がよかったりすると売れる可能性は十分あります。

 

工夫次第で高く売れる場合もあるので、築40年の一戸建てを売却する際は着眼点を変えることが重要となるでしょう。

 

築40年の一戸建てを売る方法とポイント

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築40年の一戸建てとはいえ、売却できる方法がないか模索する方もいることでしょう。築40年の一戸建てでも工夫次第では、売却することが可能です。

 

リフォームする

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老朽化した家とはいえ、修繕やリフォームによって見栄えがよくなる可能性があります。築年数が経過していたとしてもメンテナンスによって外観が整っていたり、水回りや内装などがきれいになっていたりした場合は、売れる可能性があるかもしれません。

 

ただし家によっては家屋や住宅設備などの劣化が進み、修繕が不可能の場合もあります。リフォームや修繕などはかなりの高額がかかるので、施工が難しい場合は無理に工事をする必要はありません。

 

解体し更地にする

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もしかなりの劣化が進み倒壊しそうな状態であれば、解体し更地にしてから売却するのがおすすめです。先ほども紹介した通り建物自体に価値はなくても、土地に価値がある可能性があります。そのため土地を売却するようにすれば、築40年の物件よりも売れやすくなるかもしれません。

 

ただし解体する際は、工事費用がかかります。解体にかかる費用は、木造一戸建てで1坪3〜5万円が相場です。鉄骨造りやRC造りなどの物件だと、さらなるコスト発生が見込まれるでしょう。

 

建物の種類や坪の広さなどによって解体費用が変わってくるので、迷っている場合は1度不動産会社に相談してみるとよいでしょう。

 

空き家バンクへの登録

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もし物件の状態で売却したい場合は、空き家バンクへの登録がおすすめです。空き家バンクとは、全国の市区町村が実施している空き家を解消するための制度のこと。日本では年々空き家が増加しているともいわれており、市区町村では問題を解決するべく売却したい人と売りたい人とのマッチングを実施しています。

 

空き家バンクに登録し、買主とうまくマッチングすれば売れる可能性があるかもしれません。

 

しかし空き家バンクは、利用できない自治体があったり、取引社同士でトラブルが起こったりとさまざまなリスクがあるので注意が必要です。さらに空き家バンクは不動産会社の仲介サポートがないため、交渉時のトラブルが生じやすいでしょう。

 

もし物件売却のトラブルを少しでも避けたい場合は、不動産会社に依頼するのがおすすめです。

 

中古物件の買取専門の不動産会社に依頼する

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築40年の物件でなかなか売却できそうにない場合は、中古物件の買取専門の不動産会社に依頼するのがおすすめです。不動産会社によっては物件がボロボロな状態でも買い取ってくれるところもあるため、速やかに売りたい場合は活用してみるとよいでしょう。

 

しかし買取り専門の不動産会社に依頼してしまうと、仲介手数料が発生する可能性があります。スムーズに売却できる分、もしかしたらかなり安い価格で売却することになるかもしれません。

 

築40年の一戸建ての売却で注意するべきポイント

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築40年の一戸建てを売る際は、いくつか注意しなければならないポイントがあります。もし誤った方法で売却してしまうと、思わぬトラブルで損をしてしまう可能性があるかもしれません。

 

不具合や欠陥などがないかチェックする

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築40年の物件を売る際は、不具合や欠陥などがないか綿密にチェックしましょう。新築物件と比べて、築40年の物件は内装の破損や住宅設備の不具合などさまざまな部分で劣化が進んでいる可能性があります。

 

もし不具合箇所を明らかにせず買主と物件契約を進めてしまうと、契約不適合責任ということで罰則を受けたり訴えられたりとトラブルに発展するかもしれません。

 

このようなトラブルを防止したい場合は、第三者の専門家に家の状態を見てもらうインスペクションや瑕疵によって発生した損害に対して保険金が支払われる瑕疵担保保険などを活用するのがおすすめです。

 

更地にする際は再建不可の土地でないか確認する

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物件の劣化具合によって、取り壊しを検討する方もいることでしょう。しかし、更地にして売却する際は、再建不可の土地でないか確認することが必要です。土地によっては更地にしても新築が立てられない場合があるため、注意しなければなりません。

 

具体的には、道路に接していない土地や接している道路の道幅が2m未満などの物件が該当します。

 

しかし再建築不可の土地は、解体せずともリフォームすることは可能です。もしリフォームが可能であれば、修繕を行ってからの売却も検討してみてください。

 

土地面積を把握する

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更地にして土地で売却する際は、土地の測量を行い境界線を明確にしましょう。どこからどこまでが対象の土地なのか明確になっていないと、価格にも影響し買主同士でトラブルに発展しやすくなります。

 

このようなトラブルを起こさないためにも、土地家屋調査士に依頼し土地測量をお願いしましょう。

 

更地にする工事は1月1日以降に実施する

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物件を解体し更地にする場合は、工事のタイミングは1月1日以降にしましょう。年をまたいで工事を実施してしまうと、固定資産税の負担が大きくなりやすくなります。

 

固定資産税は毎年1月1日の時点で建物があるかどうかで決まるので、少しでも税金の負担を減らしたい場合は1月2日以降に実施しましょう。

 

築40年の一戸建ては工夫次第で売却できる

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本記事では、築40年の一戸建ての売却相場について紹介しました。築40年の一戸建ては残念ながら耐用年数の関係から売却相場の価値が0といわれていますが、更地での売却や空き家バンクへの登録など工夫次第では売ることは可能です。

今回紹介したケースで活用できそうなものがあれば、ぜひ試してみてください。

 

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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