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ARUHI 住み替えコンシェルジュ
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住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。
2024.09.08
2024.05.02
売主の中には「家を売りに出してから1年経過するがなかなか売れない」と頭を抱えている方は少なくありません。長期間にわたって家が売れないとなると、焦ってくる方もいることでしょう。なかなか家が売れないのには、意外な原因が関わっているのかもしれません。本記事では、1年以上売れない家の対処法について解説!さらに売れない原因と売れるための解決策も紹介します。
\自宅売却のセカンドオピニオン/
出典:pixta.jp
家が1年以上売れない場合は、老朽化や設備の不十分さ、価格の高さなどさまざまな原因が考えられます。しかし原因があるからといって、諦める必要はありません。解決策次第では家が売れやすくなる場合もあるので、どのような原因が絡んでいるのか把握することが重要です。
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築年数が古い家は、売れにくくなる傾向にあります。見栄えの悪さはもちろんのこと、かなり老朽化が進んでくると耐震性に問題がないか買主は気にしやすくなるでしょう。
実際に公益財団法人東日本不動産流通機構の調査によると、築6~15年の中古マンションと戸建て住宅の場合は約30~40%の成約率となっていましたが、築31年以上の場合は約10~20%代まで下降します。(※)
物件の状態によって変わりますが、築年数が古いと売れにくくなるといえるでしょう。
【2022年の対新規登録成約率(%)】
築年数 | 成約率(中古マンション) | 成約率(戸建住宅) |
築0~5年 | 約28.6% | 約26.0% |
築6~10年 | 約35.2% | 約32.8% |
築11~15年 | 約30.9% | 約31.2% |
築16~20年 | 約28.1% | 約31.9% |
築21~25年 | 約22.2% | 約30.6% |
築26~30年 | 約17.5% | 約25.6% |
築31年~ | 約13.9% | 約20.6% |
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買主の中には、家の見栄えの良さを気にする方もいます。ある程度老朽化による劣化は仕方がないのですが、かなりボロボロな状態になってしまうと買主によっては住みたくないと考えてしまうかもしれません。
少しでも家を売れやすくするためには、売却前に修繕やリフォームを実施するのが望ましいでしょう。
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家を選ぶ買主側は、住みやすい環境かどうかチェックします。人によっては最寄り駅までのアクセスや施設の充実さなどを気にする方もいるため、不便さを感じてしまうと購入欲が下がりやすくなるでしょう。
もし新築の物件でなかなか売れない場合は、立地や利便性の悪さが関わっているかもしれません。
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築30年以上の古い物件を売る際は、新耐震基準になっているのか確認することが必要です。1981年6月からは新耐震基準での建物建築が義務付けられており、かなりの年数が経過している場合は旧耐震基準で設計されている可能性があります。旧耐震基準だと台風や地震などの災害で倒壊するリスクがあり、買主側の方では気にする方は少なくありません。
もしかなり古い家を売る場合は、耐震診断を行い耐震改修や建て替え工事などを実施するべきなのか検討する必要があるでしょう。
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内覧は、買主が物件を買うかどうか判断する重要な機会です。買主のほとんどは快適な住まい空間に住みたいと考えているので、いかに物件のよさを伝えるのかが売れやすさの鍵となります。
もし部屋の中が散らかっていたり、水回りが汚れていたり、嫌な臭いが充満していたりすると、当然ながら買主の購買意欲は下がりやすくなります。
物件のイメージアップを狙うためにも、事前に掃除や整理整頓を心がけることが重要です。
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もし新築物件にもかかわらず売れない場合は、価格の高さが原因かもしれません。少しでも利益を出すために高めに設定する方もいますが、相場に見合わない価格だと家は売れにくくなってしまいます。
大幅な値下げは避けたいところですが、設定した金額よりも下げて様子を見る必要があるかもしれません
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少しでも家を売れやすくするために、不動産会社に売却支援を依頼している方もいるでしょう。しかし不動産会社がいるにもかかわらず、なかなか売れない場合は十分な支援が受けられていない可能性があるかもしれません。
例えば販促活動を積極的に行っていなかったり、囲い込み営業で契約しにくくしていたりすると家を売るのが難しくなるでしょう。
もし依頼している不動産会社が協力的でない場合は、ほかの会社に依頼するのが望ましいです。
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なかなか家が売れないと、どのような物件であれば売れやすいのか気になる方もいることでしょう。売れやすい家には、実は共通点があります。家の状態によっては難しい部分があるかもしれませんが、少しでも共通点に近づけるように改善策を練れば売れる可能性があります。
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売れやすい家の共通点は、家の見栄えがよいことです。外観はもちろんのこと内装空間も整っていると、買主はよい印象を抱きやすくなります。家を購入すると長期間にわたって暮らすことになるので、見栄えのよさは重要なポイントとなるでしょう。
もし建物の見栄えが悪い場合は、部屋をきれいに掃除したり、外観や屋根、受託設備などをリフォームしたり修繕したりする必要があります。
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最寄り駅までのアクセスのよさや周辺の施設の充実さなどは、立地環境が悪い物件と比べて売りやすいでしょう。立地環境のよさを積極的にアピールすることによって、住みやすさを買主に伝えられます。
しかし、立地環境の悪さを理由に諦める必要はありません。買主側の中には「静かな環境で暮らしたい」「施設がなくても自然の中で暮らしたい」と考えるニーズがいるので、ネガティブな部分をポジティブな言い方で物件のよさを伝えれば、買主側も購入に対して考えるようになる可能性があります。
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物件を売る際は、価格が適切なのかどうか重要です。買主側は物件の価格相場について調べている方がほとんどなので、家の状態と間取り、築年数などの総合的な評価で妥当な金額であるかどうかチェックします。
より相場に見合った価格設定だと、高めに設定するよりも売れやすくなるかもしれません。もし相場よりも高めに設定して売れない場合は、値下げを検討した方がよいでしょう。
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部屋がきれいに整っているかどうかも、家の売れやすさに関わってきます。買主のほとんどは快適に住みたいと考えているので、部屋を整理整頓しよい印象を与えれば購入してくれる可能性があるでしょう。
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家を売却する際は、短期間のうちに売りたいところでしょう。しかしどのような方法であれば短期間で家が売れるのか、思考を巡らせて思い悩む方は少なくありません。ここからは、1年以内に家を売れるようにするためのアイデアを紹介します。
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家を売却するにあたり、外観や内装空間などはきれいにしたいところでしょう。しかしきれいにするとはいえ、個人の力では限界が出てきます。もし汚れが取れない箇所があったり、修繕しにくい箇所などがある場合は業者に依頼するのがおすすめです。
ハウスクリーニングや外壁塗装業者などプロに任せることで、見栄えのよい家に仕上がりやすくなります。
ただし業者を選ぶ際は、複数の会社から見積書を依頼するのが望ましいです。まれに高額な金額で見積書を請求してくる悪徳業者もいるため、1社のみから依頼するとリスクがあります。しかし複数社から見積書を請求することによって施工相場が把握しやすくなるので、適切な費用かどうか判断しやすくなります。
もし修繕やリフォーム依頼をする際は、信頼できる会社にお願いしましょう。
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インスペクションとは、住宅の劣化や不具合の状況を専門家が調査し検査を行うことです。第三者の専門家によって客観的な住宅の状態を把握することで、どのような部分で劣化や不具合が起きているのかが把握しやすくなります。
インスペクションを利用する理由は、契約不適合責任を負うリスクを下げるためです。万が一家屋の一部が破損していたり、配線設備に不具合があったりした場合、売主は買い手に正直に伝えなければなりません。
もし不具合箇所を伝えずに物件契約をしてしまうと、契約不適合責任ということで罰則を受けたり訴えられたりとトラブルに発展する可能性があります。
このようなトラブルを防ぐためには、第三者の専門家に家の状態を見てもらうのが望ましいです。
さらにインスペクションの依頼をすると、買主から信頼されやすくなったり、瑕疵(かし)保険に加入できたりとさまざまなメリットがあるので、ぜひ活用してみてください。
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少しでも家を売れやすくするためには、信頼できる不動産会社に依頼するのがおすすめです。もし担当してもらっている不動産会社が売却に対して積極的でない場合は、思い切って不動産会社を変えるのも1つの手段でしょう。
不動産会社を選ぶ際は、売却実績があるかどうか、しっかりサポートしてもらえるかどうか見極めることが重要です。もし見極めが難しい場合は、実際に利用した顧客の口コミを調べるのがおすすめ!口コミは顧客の生の声でもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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本記事では、1年以上売れない家の対処法について解説しました。1年以上たっても家が売れない場合は、何かしら原因があります。原因を模索しすこしでも家が売れるよう、対策を練ってみてください。
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