1,500万円で土地を売却した時にかかる税金の種類や計算方法、控除、売却を想定したシミュレーションを紹介します。売却で発生する譲渡所得と所有期間で、税金がどれくらいかかるのか計算しましょう。本記事を参考にして、1,500万円で土地を売却した時にかかる税金の仕組みを学んでみてください。

1,500万円で土地を売却した時にかかる税金の種類

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土地を売却する際にかかる税金は、譲渡所得と土地の保有期間によって確定します。まずは、1,500万円で土地を売却した時にかかる税金の種類を紹介するので、売却を検討している方は参考にしてみてください。

所得税と住民税

土地を売却した時に発生する利益（譲渡所得）に、「所得税」「住民税」の2つが課税されます。土地を1,500万円で売却した場合、1,500万円から購入時の金額（取得費）と売却にかかった費用（譲渡費用）を差し引きます。土地の所有期間に合わせて税率が異なるので注意してみてください。

印紙税

土地を購入時に交わす売買契約にかかる税金を「印紙税」と呼びます。1,500万円で土地を売却した時にかかる印紙税は1万円（※）です。令和6年3月31日(日)までに売買契約を交わせば、軽減税率を適用できるようになります。（※）

※“国税庁 不動産売買契約書の印紙税の軽減措置”参照

登録免許税

不動産会社で抵当権抹消登記をおこなう際にかかる税金が「登録免許税」です。登録免許税は、相続した土地に抵当権がついている場合に必要になります。抵当権のある土地は原則売却できないので、売却前に抵当権抹消登記をおこなうようにしましょう。

譲渡所得税の計算方法

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譲渡所得税の計算方法は、以下の通りです。譲渡所得税を計算するためには、まず譲渡所得から算出しましょう。

『譲渡所得＝マンション売却時の収入金額－（取得費＋譲渡費用）』（※）

譲渡所得が算出できたら、次は以下の計算式でかかる税金を算出できます。

『譲渡所得税＝譲渡所得×所有時間に応じた税率』（※）

※“国税庁 No.1440　譲渡所得（土地や建物を譲渡したとき）”参照

1,500万円で土地を売却した時にかかる税金を計算する

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続いて、1,500万円で土地を売却した時にかかる税金を計算します。以下の条件で計算してシミュレーションしてみましょう。

1. 売却金額 1,500万円
2. 取得費 1,000万円
3. 譲渡費用 120万円
4. 所有期間 7年
5. 抵当権 抹消義務あり

1. 譲渡所得を計算する

まずは、譲渡所得から計算しましょう。売却金額1,500万円から取得費と譲渡費用を引いた金額が譲渡所得です。

計算式に当てはめると【1,500万円－（1,000万円＋120万円）】となるので、譲渡所得は【380万円】となります。

2. 所有期間に合わせた税率をかける

続いて、税率をかけて譲渡所得税を計算しましょう。今回のシミュレーションでは、所有期間が7年に設定されているので、税率は20.315％です。

シミュレーションでは、【380万円×20.315％】となるので、譲渡所得税は【約77.2万円】となります。

さらに、抵当権抹消登記でかかる登録免許税1,000円と、印紙税1万円を引くので、合計税額は【約78.3万円】です。

※“No.3208 長期譲渡所得の税額の計算”参照

3,000万円の控除で非課税にする方法

土地の売却金額が1,500万円の場合、3,000万円の控除を利用して非課税にできます。相続空き家（※1）と居住用財産（※2）の2種類の3,000万円控除があるので、ぜひ利用してみてください。

※1 “国税庁 No.3306　被相続人の居住用財産（空き家）を売ったときの特例“参照

※2 “No.3302 マイホームを売ったときの特例“参照

1,500万円で土地を売却した時の税金を計算しよう

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1,500万円で土地を売却した時にかかる税金の種類や計算方法、控除、売却を想定したシミュレーションを紹介しました。計算方法を覚えて、1,500万円にかかる税額をしっかり確認しましょう。土地の売却で不安な方は、土地の売却に強い不動産会社に問い合わせて、相談するようにしてみてください。