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2024.04.13

2024.04.13

【売れない土地】どう手放す?買取業者の選び方や売れない時の対処法を解説!

「売れない土地を買い取ってくれる業者はどこか」「いらなくなった土地をどうやって手放したらいいか」など、なるべく早く手放したいけど、何から手をつけたらいいのかわからないという方必見。専門の買取業者の選び方や、売る際のポイント、売れない土地をどうにかして手放す方法について解説していきます。土地の手放し方について不安な方はぜひ参考にしてみてください。

 

土地を売却する3つの方法

出典:pixta.jp

 

まずは土地の売却方法について説明します。売却方法は大きく分けて3種類あります。

  • 土地の買取
  • 不動産仲介
  • 国に売却、地方自治への寄付

 

土地の買取

「買取」とは不動産会社や買取業者に直接土地を買い取ってもらう方法です。メリットとしては不動産会社が自身で土地の再販を目的として買取を行うため、売却期間が短く、土地を買ってもらえる可能性が高い方法と言えます。

 

ただし買取金額は一般的な買取市場の7割〜8割が相場とされているため、売却金額が安くなってしまうのがデメリットです。

 

金額よりも手っ取り早く手放したいという方は、土地の買取がおすすめです。

 

不動産仲介

「不動産仲介」とは不動産会社や仲介業者に依頼して土地の買取相手を探してもらう方法です。幅広い専門知識や宣伝効果を持つ不動産会社が宣伝広告を行うことで、より多くの買取相手を募ることができ、相場にあった適正価格で土地を売却することができます。

 

不動産仲介のデメリットは売却を計画してから成立するまでにおよそ3ヶ月〜6ヶ月程度の期間を要します。

 

時間がかかっても相場に見合った適正な売却金額を希望する方におすすめです。

 

国に売却

国への売却は条件が限定されていますが、できる場合もあるのであわせて確認してみてください。

一般的に国へ土地の売却が行われるのは、公共事業や公共施設を建設する目的の場合が多いです。そのため国から売って欲しいという要望に応えるケースがほとんどであり、売主側から好きなタイミングで売却ができるというわけではありません。

また2023年4月に相続した土地を国に引き取ってもらう「相続土地国庫帰属制度」が施行されました。

法務省のHP参照

こちらも一定の要件を満たした場合と限定されますが、土地を手放し国庫に帰属させることを可能とするものです。

 

【売れない土地】5つの特徴

出典:pixta.jp

 

土地の情報が公開され売買契約が成立するまでには、上記でも述べたとおり約3ヶ月から6ヶ月の期間を要するとされています。それ以上売れ残っている物件に関しては少なからず【売れない土地】の何かしらの理由があります。こちらでは【売れない土地】の特徴として5つのポイントを紹介します。

 

1.土地の条件に問題がある

家を建てやすい平坦な整形地は人気が高く、傾斜があったり三角形、L字型など整っていない不整形地は家を建てづらいことから人気が低い傾向にあります。

土地の総面積に対して、家を建てられる面積が狭い土地も人気がありません。土地が広くても建物を建てられる敷地が十分に確保できないと、設計の自由度がなく購入を敬遠されてしまいます。

 

また土砂災害や洪水などの災害リスクが高い土地、地盤が弱いとされている土地も売れにくい傾向にあります。

 

2.売り出し時期が適していない

土地が売れやすいのは新年度前のマイホーム購入を検討する1月〜3月、異動などで住み替えを検討する9月〜11月が特に売れやすい時期と言われています。

 

つまり土地が売れにくい時期は上記の時期以外、特に仕事納めや家事などが立て込む時期である12月は売れにくいので、土地売却は避けたほうがいいでしょう。

 

3.地域の需要が低い

過疎化が進んだ地域や、主要部へのアクセスが悪い土地もなかなか売れにくい傾向にあります。都市部にあっても駅から徒歩30分以上かかる地域は通勤通学などに不便なため敬遠されがちです。

 

4.適正価格より高値

土地の売却価格は不動産会社が様々な情報をもとに相場にあわせた買取価格を提示するのが一般的ですが、「どうしてもこの金額で売りたい」といった売主の意向をそのまま買取価格に反映することがあります。

その場合は適正価格よりも高値がつけられており、魅力的な条件などがない限りは売れにくい傾向にあります。

 

また、土地の売却価格が周辺地域の相場よりも高すぎる場合も売れ残ってしまいます。似たような条件の土地が2つあれば、ほとんどの人が安い方を選ぶでしょう。そのため相場よりも高すぎても売れにくくなってしまいます。

 

5.権利関係が複雑

土地の名義人が複数いたり、隣の土地との境界が明確にされていなかったり、相続人が亡くなっていたりと権利関係が複雑な場合は売却が難しくなります。

 

例えば土地の境界がはっきりしていない場合だと、土地の売買価格は面積に応じて計算されるため境界が確定されていない土地は面積が不明で、買主が損をする可能性もあるので敬遠されがちです。

のちに所有者が現れて所有権のトラブルに発展する可能性もあるので、権利関係が曖昧な土地は避けられがちです。

 

【売れない土地】を放置すると起こり得るリスク

出典:pixta.jp

 

いつまでも土地が売れないと「このまま放置してしまおうか」と思う方も中に入るはず。では売れない土地をそのまま放置したらどうなるのでしょうか。

 

固定資産税を払い続ける必要がある

土地は使っていなくても、持っているだけで固定資産税を払わなければいけません。

固定資産税とは、毎年1月1日に所有している土地や家屋などの固定資産に加え、事業用の機械や備品などの償却資産に対して課される税で、地方税の1つです。

 

土地の固定資産税は以下の式から計算されます。

固定資産の評価額(課税標準額)× 1.4%(標準税率)

 

また土地にある建物の管理を怠れば、保安上の危険が生じるとして「特定空き家」に指定され固定資産税が6倍に跳ね上がる場合もあります。

土地を持っている場合は、持っているだけで税金の支払いが発生してしまうことを覚えておきましょう。

 

維持費・管理費がかかる

放置された土地に雑草が生え続けると害虫の住処になる可能性や、ゴミの不法投棄がされる危険性があります。また伸びきった雑草が隣接する土地にも侵入し近隣トラブルに発展し、最悪の場合損害賠償請求をされるというケースもあります。

 

そうならないよう状態維持のために、草刈りなどの管理費の負担が発生します。

 

【売れない土地】を手放すための5つの方法

出典:pixta.jp

 

どうしても土地が売れない時、どうしても土地を手放したい時はこちらの方法を参考にしてみてください。

 

売却価格を下げる

手っ取り早く土地を手放したい時は売却価格を下げてみましょう。

売り出している土地が売れないということは、今の売却価格では魅力的ではないと感じる人がほとんどということです。

そこで思い切って売却価格を下げることで購入希望者が見つかる可能性が広がります。

土地の条件に問題がある場合や、そもそも適正価格より高値で価格設定している場合におすすめです。

 

近隣住民へ売却

まだ近隣住民へ購入の打診をしていなければ、売却の旨を伝えてみましょう。

隣人や近隣住民はその地域で暮らしているため、実は土地を広げたいと購入意欲を持っていることがあります。

 

気心の知れた間柄の場合もあり高く売ることは難しいかも知れませんが、早く土地を手放したい方におすすめです。

 

確定測量を行う

確定測量とは隣接する土地との境界について、その所有者との立会いをもとに境界確認を行う測量のことを言います。

隣の土地との境界が未確定の場合、確定測量を行うことで買主が見つかりやすくなる可能性があります。

 

費用を負担して更地にする

土地に建物が残っている場合は、更地にした方が買主が見つかりやすいと言われています。更地にするにも費用の負担がありますが、買主にとって土地の自由度が高い方が売却の可能性が広がるため購入につながりやすくなります。

 

分筆して売却

広すぎる土地は買主が見つかりにくいという場合があります。買主が見つかりやすい広さの土地を販売したいときは、土地を分筆して売却する方法があります。

 

アクセスの良い地域にある土地だとしても不整形地だとなかなか売れにくいですが、そういった土地を分筆することで「周辺相場よりも格安に購入できる」とメリットを感じてくれる方への購入につながります。

 

【売れない土地】を高く売ろう!買取業者の選び方

出典:pixta.jp

 

売れない土地を持っていても専門知識がなければ思い通りの土地売買はできません。不動産買取業者に依頼すれば、売りにくい土地も適正相場で買い取ってくれることが期待できます。

ここでは売れない土地を高く売るための買取業者の選び方についてご紹介します。

 

実績豊富な買取業者を探す

まずは自分が持っている土地と似ている条件の物件を買い取った、実績のある買取業者を複数見つけて比較してみましょう。

買取業者にも得手不得手があるので、現在抱えている物件と似た条件の買取実績から判断するといいでしょう。売却のノウハウや再販先まで持っている買取業者だとなお心強いです。

 

信頼できる担当者がいるか見極める

「担当者なんて誰がやっても同じ」「誰でもいい」と思うかも知れませんが、中には悪質な買取業者に引っかかりトラブルに巻き込まれる場合もあります。

そうならないためにも信頼できる買取業者かどうか自分自身で見極めましょう。質問には定格な返答をしているか、話に矛盾点はないか、メリットだけでなくデメリットについても説明をしてくれるかなど自分で信頼できるかどうかの判断基準を設けてみるといいでしょう。

 

1社だけでなく複数業者で査定する

複数の買取業者に相談して比較対象が増やし、選択の自由を広げましょう。

複数の買取業者に相談するメリットは査定価格の比較ができること、信頼できる担当者を選ぶことができること、買取相場を把握することが挙げられます。

 

1社だけの知識と情報を鵜呑みにして話を進めてしまうのは危険です。損をしてしまうかもしれないので、ぜひ複数業者に査定をすることをおすすめします。

 

ポイントは買取業者選び!売れない土地を手放す方法を知ろう

出典:pixta.jp

 

売れない土地を放置していると固定資産税や維持費がかかり、管理を怠ると近隣トラブルへ発展する可能性もあります。早く売りたい、高く売りたいなどの希望を叶えるには信頼できる買取業者を選ぶことから始めましょう。土地売買をする際にはぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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