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2024.04.13

2024.04.13

【不動産買取】スムーズな取引に必要な事前準備と流れを徹底解説!

「不動産を早く売りたい」「買取の流れを知りたい」という方必見!本記事では、不動産買取りを進めるための事前準備や流れをわかりやすく紹介!業者選びのポイントや、売却後に行う確定申告についても解説しています。不動産買取の流れを把握し、スムーズな取引ができるよう準備しておきましょう。

不動産買取りの流れ

出典:pixta.jp

 

不動産の売却方法は、不動産会社に直接買い取ってもらう「不動産買取」と、不動産会社が仲介し買主を探してくれる「不動産仲介」の2種類があります。買取の相場は仲介に比べると2割〜4割程安くなる傾向にありますが、決済完了までの期間が短く、すぐに現金化したい方に向いている売却方法です。

 

それでは、不動産買取の流れやメリットを解説します。不動産仲介とは全く異なる流れとなるため、高く売る方法を探している人には向いていない情報です。

 

1. 必要書類の準備

不動産買取で必要な書類は以下のとおりです。

 

【必要書類】

  • 登記済権利書(登記識別情報)
  • 間取り図と測量図
  • 身分証明書
  • 固定資産税納税通知書(固定資産税評価証明書)
  • 土地測量図・境界確認書
  • 建築確認済証(検査済証)※一戸建てのみ
  • マンションの管理規約 ※マンションのみ
  • 実印・印鑑証明

 

不動産買取に必要な期間は、およそ1週間から1ヶ月と短くなっています。平日にしか取得できない書類もあるため、事前に必要書類を確認しておきましょう。

 

2. 相場の確認

不動産買取は、仲介で販売するよりも2割〜4割程安くなるのが一般的です。相場を知らないと、不動産会社の言い値で契約してしまう恐れがあり、損をする可能性があります。自分の要望を正しく伝えるためにも、相場を把握し交渉できる準備をしておきましょう。

 

相場の確認方法は、住宅情報サイトや次でお伝えする査定依頼を利用すると、簡単に調べられます。

 

3. 不動産の査定依頼

不動産買取業者へ査定依頼し、自分の納得できる価格を提示する業者を探しましょう。買取業者を選ぶときは、不動産一括査定サイトの利用が便利です。

 

不動産一括査定サイトは、住所や間取り、築年数などの簡単な情報を入力するだけで、複数の不動産買取業者が買取価格を提示するサービスです。サイトを通じ情報共有されるため、何度も同じことを説明する必要もありません。また、複数の業者から査定額を提示されるため、不動産の相場も計算しやすくなります。

 

不動産査定には2通りの方法があります。

 

  • 簡易査定(机上査定)
  • 訪問査定

 

簡易査定(机上査定)とは、ネットで入力した情報のみで簡易的に査定する方法です。査定額は、早ければ数分で数分で知ることができます。ただし、簡易的な査定となるため、実際の売値とは異なる場合が多いです。「査定額の信頼性が低くても早く査定額が知りたい」という方に向いてる査定方法です。

 

訪問査定とは、実際に担当者が不動産を見に来て査定する方法です。不動産の状態や立地、周辺環境などを総合的に評価し査定額が決定されるため、売値に近い金額が提示されることが多いです。ただし、訪問日の調整や情報収集などを行なう関係で、査定額が提示されるまで数日がかかります。「正確な査定額を知りたい」という方に向いている査定方法です。

 

なお、引渡完了日の希望がある場合は、この時点で担当者へ相談しましょう。多くの不動産一括査定は無料査定を行っているため、不動産探しが面倒と感じる方はぜひ利用してみてください。

 

4. 不動産買取業者の決定

まずは、査定依頼した不動産買取業者の中から、納得のいく条件を提示する業者を絞ります。次に、買取実績の多い業者や営業担当者との相性を確認しましょう。買取実績はホームページからも確認ができます。また、口コミ情報やレビューも参考になります。

 

【不動産買取業者を選ぶときのポイント】

  • 不動産買取実績の多い(得意)
  • 売却する不動産周辺の土地勘がある
  • 営業担当者の説明がもわかりやすく丁寧
  • 相談しやすい
  • 口コミ情報やレビュー評価が高い

 

必要書類の準備や不明点を気軽に相談できる業者を選ぶと、手続きもスムーズに行えます。

 

5. 買取条件の確認

不動産買取業者が決定したら、必要書類の確認や今後の流れを具体的に話し合いましょう。

 

【確認すべき流れや必要書類とは】

  • 引き渡し日
  • リフォームの必要性
  • 必要書類
  • 家財道具の処分
  • 手数料の有無
  • 契約解除の条件
  • 入金日

 

確認をおろそかにすると、契約締結後に家具の処分費用やリフォーム代など、思わぬ請求を受ける恐れがあるので慎重に確認していきましょう。

 

6. 不動産売買契約の締結

全ての確認作業を終え、お互いの合意がとれれば不動産売買契約の締結となります。契約後に内容の変更を申し出ると、「契約解除」となり買取条件の確認作業からやり直しとなります。費用も余分に支払うことになるため、契約書はしっかりと確認してからサインや押印を行なうようにしましょう。

 

7. 入金・引き渡し

契約が締結すると、不動産の引き渡しと入金になります。引き渡しは金融機関で行われることが多く、平日に行なわれるケースが一般的です。仕事の調整が必要な方は、希望日をあらかじめ相談しておきましょう。不動産買取業者に書類や鍵を引き渡して、手続きが完了となります。

 

ここまでの流れに要する日数は早ければ1週間、遅くても1ヶ月程度です。流れで説明した通り、短い期間に多くの必要書類を揃える必要があるため、事前準備が重要となります。

 

専門的かつ似たような名称の書類が多く煩雑なため、不安を感じる場合は早めに売買業者へ相談しましょう。

 

8. 確定申告

不動産買取で売却益(利益)がでた方は、必ず確定申告する必要があります。確定申告を忘れてしまうと、「無申告加算税 」が課せられるかもしれません。

 

【無申告加算税とは 】

  • 納付するべき税金額に対し、50万円までは15%の課税
  • 納付するべき税金額に対し、50万円を超える場合は20%の課税

 

また、申告期日の翌日から完済日まで延滞税の加算や、書類不備による重加算税などのリスクもあるため、申告漏れのないよう準備しましょう。

 

なお、売却益がでなかった方は、必ずしも確定申告する必要はありません。しかし、税金の還付や翌年の損失繰越控除の対象となる可能性もあります。そのため、売却益の有る無しにかかわらず、確定申告までを一連の流れと捉えると良いでしょう。

 

不動産買取のメリット

出典:pixta.jp

 

不動産買取には、次のようなメリットが考えられます。

  • 売却期間が短い(1週間から1ヶ月)
  • 買主が不動産会社なので契約解除のリスクが少ない
  • 契約不適合責任(瑕疵担保責任)が原則不要
  • 仲介手数料がかからない
  • 築年数が長い家でも買い取ってくれる
  • 内覧の必要がない

 

不動産買取の取引相手は、不動産会社になります。そのため、不動産仲介のように買主を探す期間や相手の都合に合わせる必要がないため、決済完了までの期間が少なくすむメリットがあります。また、仲介手数料やリフォーム代の負担もありません。

 

不動産会社の中には、築年数の長い家(築古)の買取に特化した業者もあり、仲介よりも売れ残りの心配も少なくなります。仲介に比べると2割〜4割程安くなりますが、「早く現金化したい」「買主が見つからない」というケースにおすすめの売却方法です。

 

事前準備でスムーズな取引をしましょう!

出典:pixta.jp

 

不動産買取の流れを解説しました。不動産買取の売却期間は1ヶ月程度と短く、仲介よりもスムーズな取引が可能です。必要書類や流れをしっかりと把握し、トラブルのないスムーズな取引ができるよう準備しておきましょう。

 

この記事を書いた人

ARUHI 住み替えコンシェルジュ
編集部

住み替えのプロ、ARUHI 住み替えコンシェルジュがわかりやすくご説明し、一人ひとりに寄り添った、安心できる住み替えを徹底サポートします。

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